SPACE RAINBOW -3ページ目

SPACE RAINBOW

マンガブログです。ぼちぼち更新してきます。

前回の話はこちら からどうぞ。


パァボ:さぁ,皆のもの,こいつらを取り押さえるのだ!!


しーん・・・・。


パァボ:ん?どうした?なぜ動かない?


パァボ部下:パァボ様,もうよしましょう。こんなこと。


パァボ:なに!いったい何を言っている!


パァボ部下:私たちはあなた様にお仕えしておりましたが,それもここまでです。


パァボ:なんだとっ!貴様!


パァバ姫:兄さん。もうやめて。


パァボ:パァバ・・・。お前か!いったい何をした?こいつらに何をした?


パァバ姫:私は何もしていないわ。彼らの意思なのよ。


パァボ:意思だと!ふざけるな!こうなったら,私がこの星を壊してやる!見ろ!このスイッチを押すと私の持っている爆弾が起爆して,ここはみんな吹っ飛ぶぞ!


ソウショ:ええええっ!!爆発ぅ!どうしましょ,どうしましょ!


SPACE RAINBOW

キノノ:ちょ,ちょーーとっ待ったぁ!!!それは宇宙警察の僕がゆるさなーい!



SPACE RAINBOW


パァボ:ふん,なんだおまえ,宇宙警察なんて誰も呼んでいないぞ!


キノノ:そりゃそうだ!だって自分できたんだもーん!これでどうだ!バルバルーン!


パァボ:はははっ!そんなふくらむだけの技などきくもんか!


キノノ:へへーんだ!僕だって長い間出番がなかったから,ちゃんと新しい技を考えてたんだもーん。バルーンからの!バルバルエアー!!!



SPACE RAINBOW


パァボ:なに!うわーっ!


ソウショ:キノノすごーい。


キノノ:せっかく膨らんだんだから,その空気をはき出してやっつけることできるって,お姉ちゃんにヒントもらったんだよー。


パァボ:くそっ,しかしボタンはまだここに!押してやる!


SPACE RAINBOW


パァボ:…。。ん,どうした?押したぞ!??


パァボ部下:パァボ様,すいません。その起爆装置は起動しません。


パァボ:なんだと!!やはり,裏切ったのか!おまえたち!


パァボ部下:いえ,裏切りではございません。私たちはパァボ様が土地を離れるときに、自分の意志でついていきました。それはあなた様をお慕いしてのことです。しかし,その前に私たちはあなた様の父上と母上様にお願いされていたのです。


パァボ:なに?父と母が…。


パァバ姫:そうよ、兄さん。お父さんとお母さんが言っていたわ。「パァボのことは私たち親の責任。だからあの子をこれからも信じてあげて」と。だから私は決めたの。兄さんを信じて,そしていつかはここに帰ってきてもらおうって。


パァボ:しかし,お前,そんなこと全く言わなかったじゃないか…。


パァバ姫:だって,兄さんにそんなこと言ったってすぐには聞く耳持たないでしょ。だから,兄さんがここへ戻ってくるようにするにはどうすればよいか考えたの。それで,あたらしい王子を見つければ,きっと兄さんはここにやってくるだろうと思ったの。


リノ:なるほどー。じゃぁ,僕は本当に王子にならなくてもいいんだねー。


パァバ姫:ごめんなさい。リノ艦長。あなた方をだますつもりはなかったんです


リノ:ううん。ぜんぜーん。気にしてないよ。


パァボ:そうだったのか・・・。パァバ・・・。父と母,そしてパァバも。私はとんでもない勘違いをしていたのか…。


リノ:でもよかったねぇ。これで。仲直りだね~。


パァボ:リノ艦長,あなたにも感謝しないといけない。あなたが王子候補でなければ,私は今頃この星を力尽くで乗っ取っていただろう。あなたと話した時,なにか不思議な力を感じた。それが私の心にわずかにブレーキをかけさせていたのかもしれない。


リノ:僕に不思議な力??

SPACE RAINBOW

パァバ姫:確かに,私の『ドキューン』が全く効かない人なんて初めてだし。まぁ,それを言うなら,あなたもそうだけど…。



SPACE RAINBOW


リノ:まさかぁ。僕にはそんな不思議な力なんてないよー。


パァボ:はははっ!自覚がないのが,その不思議な力の一つかもしれない。いずれにせよ,本当にありがとうございました。私どもで何かお役に立てることがあれば何なりとおっしゃってください。


ドクター:…。ではお言葉に甘えて,一つお聞きしたい事が。


パァバ姫:はい,なんでしょうか。


ドクター:『虹色彗星』について何か聞いたことがありますか?


パァバ姫:虹色彗星…ですか?うーん。どこかで聞いたことがあるようなないような…。


パァボ:虹色彗星…。虹…,もしかしたら,それは,七色に光り輝く,幻の彗星の事でしょうか。


リノ:あー!きっとそれだよ。そんな気がする。


パァボ:であれば,探すのは簡単ではないですし,非常に危険…。


ドクター:危険


パァボ:はい,私が子どもの頃に聞いた話では『虹色彗星に近づくモノは,二度と戻らない』と言われているのです。もちろん,ただでさえ見つけることは困難な上,またそのスピードもかなりの早さで,通常の宇宙船では決して追いつけないとも言われていますし。もちろん,すべて伝説のようなものなので,本当かどうか…。


リノ:すごいなー。リマのお父さんはそんなすごい彗星を追いかけているだねー。


パァバ姫:お父さん?追いかけている?


ドクター:はい,私たちの仲間なったリマという子の父親がその彗星を探して旅をしているかもしれないのです。私たちはその人を探しているのです。


パァバ姫:まぁ,大変…。


リノ:でも,虹色彗星を聞いたことがあるかもっていう人に出会えるなんて,なんか近いうちにその彗星に会えるような気がするな~。


パァバ姫:うふふっ。リノ艦長って前向きなんですね。でも,きっと願っていれば,見つかると思います。


リノ:そうでしょ。そうでしょ!


パァボ:私も楽しみにしています。また,ここにも立ち寄ってください。いつでも歓迎しますよ。


リノ:うん,ありがとう。


パァバ姫:リノ艦長!私もなんか,宇宙に出たくなってきました!兄さんも戻ってきたし,少し旅をしてもいいかなぁって。


パァボ:そ,それはまだ駄目だ!宇宙は危険が一杯だ!駄目だ!駄目!


パァバ姫:あははっ。ウソウソ。そんなすぐにはここを発つつもりはないから!安心して!



SPACE RAINBOW


パァボ:そうか,よかっ,えっ,すぐにはって,いつかは発つのか?そのつもりなのか??


パァバ姫:うーんとね,えー,やっぱ,おしえなーい。じゃあリノ艦長お元気で!


リノ:うん,みんなも元気でね~。





おしまい




前回の話はこちら からどうぞ。





<一方さらわれたリノ艦長は・・・>


元王子:お前が新しい王子か??




SPACE RAINBOW




リノ:え,僕。うん,そうみたいだね。


元王子:なんとも,王子らしくない王子だな。パァバもどうしてこんなやつを王子などに。


リノ:ねぇねぇ,君はだれ?


元王子:貴様は質問できる立場ではない。


リノ:僕はレインボウ号の艦長,リノ。君は?


元王子:・・・。


リノ:僕,そろそろ,帰らないといけないんだよね。


元王子:いいかげんに…。


リノ:なんでこんなことするの?


元王子:なに?


リノ:だからね,なんでパァバと仲良くしないの?


元王子:私が?パァバと?


リノ:うん


元王子:いったい何の話だ。


リノ:だって姫を慕うものだって言ってたから。


元王子:ははははっ!私がパァバを慕っているだと?バカな。





SPACE RAINBOW





リノ:でも…。


元王子:いいか,いいことを教えてやろう。私はこの星の元王子,パァボだ。わかるか?パァバは私の妹だ。


リノ:え!だったら…。


パァボ:話はまだ終わっていない。私はこの星からから見捨てられたのだ。だからこうして新しい王子が決まる時を待っていたのだ。王子が決まってうかれている奴らの目の前で,王子を奪い,この星の真の王子,いや真の支配者となるべくな。


リノ:えー!元王子ならわざわざそんなことしなくてもいいのに。


パァボ:人の話を聞いていなかったようだな。見捨てられた王子にそんな力などない。だったら力尽くで奪うのみ。


リノ:難しい話はちょっとよくわからないけど,パァバ姫はなんか寂しそうだったよ。助けてあげてよ。


パァボ:ふざけるな!そんなことできるわけがない!


リノ:あと,思うんだけど,パァバ姫が王子を募集してたのって,君が帰ってくるのを待っていたんじゃないのかな?いつかきっと帰ってきてくれるって,信じて。


パァボ:…。そんなはずはない。私のせいで,私の両親も。。。きっとパァバは私を恨んでいるはずだ。


リノ:そんなことないよ。パァバはまだパァボを信じていると思う!


パァボ:なぜ貴様にそんなことが分かる。


リノ:なぜだかわからないけど…。でも,そんな感じがするんだ。


パァボ:ふはははっ!おかしなことを言うやつだが,不思議なやつだ。なぜかお前の言うことには耳を傾けたくなる。しかし!もはや私たちは兄妹でもなんでもないのだ。この星を支配するのはこの私だ!!お前は私がこの星の王子に,いや,王に返り咲く姿を見届けるがよい!


リノ:えっ,どうするつもり??




SPACE RAINBOW





パァボ:言ったとおりだ。この星を乗っ取る!皆のもの準備をしろ!





<そしてパァボのいるところ>





パァバ姫:に,兄さん!



パァボ:久しぶりだな。パァバ。しかし私がここに現れたと言うことは,今日からこの星は私のものになるということだ!さぁ,皆のもの,とりかかれ!





SPACE RAINBOW










つづく







前回の話はこちら からどうぞ。



パァバ姫:さぁ,こちらへ,王子の席に案内します。


ソウショ:リノ艦長・・。ついに,艦長じゃなくてリノ王子になってしまうんでしゅね・・・。

キノノ:あ!ソウショ君,今次の艦長に自分がなろうって思ったでしょ?

ソウショ:な!な!なんてことを言うんでしゅか!しょんなこと!少ししか,い,いや,これっぽっちも・・・




SPACE RAINBOW





ドクター:二人ともそんなことより,この星の王子募集ってどういうことですか?

ソウショ:あ,はい,えっと。たしかでしゅね・・・。

パァバ姫:そこの同じ衣装のあなたも王子候補だけど,王子ってガラじゃないから,今回はこちらの方にお願いするわ。

ドクター:ちょっと待ってください。なぜ王子が必要なのですか?

パァバ姫:必要だからよ。どうしてもこの星には必要なの!!





SPACE RAINBOW





ドクター:・・・。なるほど,必要であるということはわかりました。しかし,私はその理由が知りたいのです。リノ艦長は私たちレインボウ号の艦長です。この星の王子になってしまっては,私たちの艦長はいなくなってしまいます。

パァバ姫:そんなことは関係のないことよ。あなたたちだってそれを承知で応募してきたのでしょう。さぁ,この方たちにはお帰りになってもらいなさい!

部下1はい。で,で・・・。うっ!





SPACE RAINBOW





パァバ姫:えっ,ど,どうしたの?

部下1ぐ・ぐ・ぐは・ぐははははっ!!おおおおおお!!

ドクター:これは,いったい。

ソウショ:だ,大丈夫でしゅか?

キノノ:いったいどうしたの?あ,誰か警察を呼んでっ・・・。あ,僕だ!み,皆さん落ち着いてくださーい。宇宙警察で~す。


部下1ふははははっ!ついに,王子が決まったか!しかし,この王子はいただく!






SPACE RAINBOW






パァバ姫:いったい何者!


部下1我は,汝を慕うものなり。


パァバ姫:慕うもの・・・。まさか…。




SPACE RAINBOW




ソウショ:あ,艦長!

キノノ:あ,消えちゃった!

ドクター:・・・,どうやら,何者かによって,移動されられたようですが,パァバ姫には,心当たりがあるようですね?

部下2姫,もしや・・・。

ドクター:やはり,知っているのですね。


パァバ姫:は,はい。おそらく慕う者とは,この星の王子だった,私のです。私が生まれてから両親は私ばかりかわいがり,それをねたんだ兄はある日,家を飛び出しました。この星の反対側の洞窟にこもり,そこには兄を慕う者たちがついていきました。ショックを受けた両親は病に倒れ,二度と目を覚ますことはありませんでした。それから私は新しい王子を探し続けているのです。

ドクター:しかし,その元王子は,リノ艦長をさらっていったい何をするつもりなのでしょう?

パァバ姫:そこまでは私にも,分かりません・・・。でも兄のことだから自分以外,王子になる者は気に入らないだけなのだと思います。とにかく,私が行ってリノ艦長を連れ戻します。

ソウショ:だ,だめでしゅよー。(ここは男らしく)ぼ,ぼ,ぼくが行きましゅ!

キノノ:えー,ダメダメ,ここは宇宙警察の僕が行きます!

ドクター:・・・。







つづく。