『チェ 28歳の革命』監督スティーヴン・ソダーバーグ

ベニチオ・デル・トロが主演にしてプロデューサー。自身も南米出身だけにチェに対する熱い想いが伝わってくる。スクリーンでの彼はもしかして本物!?と思わせる存在感だった。彼の限りなくピュアな革命魂は今の時代必要なのかもしれない。


物語は1950年代の革命時と1964年の革命後が交錯して進んで行く。この対比が、「革命は正しかったか?」いう疑問と確信のループを生み出し、見ているものを革命の世界に引き込ませる。こうした監督の緻密な演出も見逃せない。



この作品は二部作の一部作で、監督は実は二部作品を描く序章として本作を作ったというが…かなり傑作だ。次の『チェ 39歳 別れの手紙』は絶対に見逃せない。 チェ・ゲバラが革命に参加するきっかけになったバイク旅行を映画化した「モータサイクル・ダイヤリーズ」も合わせて見ると面白い。


チェの言葉が凄く心に響いた。


「真の革命家は偉大なる愛によって導かれる。人間の愛。正義の愛。真実の愛。愛のない真の革命家を想像することは不可能だ。」