第十九話 不思議な人々 part 14 別れの日


女性の声を聴きながら男はふっとあらぬ妄想をいだいていた ” もし彼女が結婚しようと言い出したら


どうしよう。すごい人生になるかもしれないけど、きっと疲れるな”。なぜそう思ったかわからない。Yさん


の声が聞こえた, なぜか冷めた声であった” 貴方 さっき どの国の人々でも同じだと言ったわよね。


本当はそうじゃないわよね。あなたが出会っている現実の世界はそうじゃないでしょう。貴方にはやって


もらいたいことが沢山あるけど、あなたには言わないわ。言ったって無駄だもん。  他の人達と違って


やろうとしないもの!” 図星である。当時男はアラブのパートナーと喧嘩別れをして、日本に戻ってい


たのである。それにこんな専門的な難しいことなど自分には出来っこないと心の片隅で思っていたので


ある。 神様に三行半をつきつけられた男の前には彼女は二度と姿を現さなかったのである。 あの二人、


T氏とK氏も女性の言ったように男から離れていったのである。不思議な人々との永遠のお別れである。