エアアウトレットルーバーと無限エアクリーナーBOX逃げ形状に(エアクリBOXはまだ導入していませんが。。。
)憧れて購入したASMのカーボンボンネット。導入したはいいものの、ずっと気になっていて手をつけていないかった対策を実施しました。

実施したのは耐熱処理です。
ドライカーボンなのであまり気にする必要はないのかもしれないのですが、紫外線と熱は劣化原因(私が主に気にしているのは塗装や表面の退色)になりそうという判断で今回は熱対策に踏み切りました。
耐熱処理前

ASMのボンネット、施工前に裏面をチェックしたのですが、改めて見ると、クオリティーが高い。。。

CFRPボンネット裏面なので真空引きの跡(シートのシワの跡やエポキシ樹脂の滲み)があるかと思いきや全くなくとても綺麗でした。

耐熱処理後(耐熱シート貼り後)

今回ケアしたのはエンジン上方、特にエキマニに近い部分です。
こちらに耐熱シートを貼って熱対策を行いました。
CFRP基礎知識のところでも出てきたように、カーボン自体は熱に強いものの、積層に使用されているエポキシ樹脂の硬化温度は100度から200度程度です。したがって、温度の高い状況に晒されると劣化してしまう恐れがあるため、耐熱処理をする必要があると考えています。
現にF1やGTマシンではエキマニやエキゾースト周辺に耐熱シートを貼っていますよね。

参考:CFRP基礎知識
耐熱シート選定
できればレース業界でも使用されているREFLECT-A-GOLDを使用したかったのですが、コストパフォーマンスが低いと判断して断念。(300mm x 300mmで4000円位する)今回使用したのはTHERMO GUARDという耐熱クロスです。国産なので信頼性がありそうというのが決め手でした。
【REFLECT-A-GOLD】
【Thermo Guard】

画像出典:amazon
耐熱温度が840度あるようなので、性能としては十分ですね。
施工した感想としては生地がしっかりしているものの、粘着力が少ない印象。Rがきつい場所はヘラで念入りに押し付ける必要がありました。
施工手順
下記簡単な施工手順になります。
1. レイアウト決め
・一度に広い面積を施工すると失敗しそう。
・ボンネット裏なので仕上がりはそこまで綺麗でなくても良い。
・耐熱シートの粘着力があまり高くはなく、Rがきついところは剥がれそう。
上記点を考慮して5分割することにしました。

2. 型紙製作
型紙といっても立派なものではなく、新聞紙で作りました。
ボンネットに新聞紙をメンディングテープで仮固定し、レイアウトに従って型を取っていきました。
3. 耐熱シート、切り取り、貼り付け
あとは型紙を耐熱シートロールに当てて切り取って貼り付けるだけです。
総作業時間は丁度1時間程度でした。

作業感想
裏を見ながらの作業だったので腰が痛かった。。

中央部分を貼るのも大変で反対側を妻に手伝ってもらいました。
ボンネットを外して貼ったほうが良いかったかと思います。
今後、同じ作業をされる方はご参考にして見てください。