わたしがわたしに近づいて

どんどんわたしになっていく

わたしがわたしをきらっても

どれだけわたしを避けて逃げまどっても

わたしはけして、消えてはくれない

むしろどこまでも

追いかけてくる

まるで昔怖かった怪談の

「のっぺらぼう」のように

出会う人出会う人に、

「のっぺらぼう」の自分を見せられる

観念し

わたしをみる

そのときなにかが変わる

しょうがないなぁとちょっとだけ

受け入れてみる

そうすると、「のっぺらぼう」の世界が急に

ちがったふうに見えてくる

なにかもっと、

あたたかいものがある世界に

「そうか」と思い、

もっと受け入れてみる

すると

ますますあたたかく、

そしてすてきに世界が見えてくる。

そして、

「よし!」とまるまるすべて、

どーんとまるごと引き受けてみると

不思議なことに

こだわってた「わたし」「わたし」はすべて消え

世界とわたしはひとつになった

わたしがわたしに近づいて

どんどんわたしになっていくとき

わたしはどんどんお気に入りのわたしに

なっていく。