コースタイム
2月9日(土)
9:30車坂峠-11:30黒斑山-12:30蛇骨岳-13:40Jバンド降り口-15:00Jバンド下付近
2月10日(日)
7:20出発-8:20浅間山シェルター-9:10前掛山-10:24賽の河原分岐-10:50火山館-12:20浅間山荘
雪山練習で高峰高原から黒斑山・蛇骨岳と浅間山第一外輪山を通り浅間山までアルパインスタイル登山を計画し歩いてみた.更に,食事制限中と言うか,原始人生活(野菜と肉とナッツ類しか食べない)の人体実験中であったので,山での食事を工夫してみた.
冬季の登山ということで,なかなかの大荷物になってしまった.
体重計で測ったら25キログラムほどあった.
2月9日
小諸駅から高峰高原方面へのJRバスに乗って登山口のある高峰高原ホテルで降りた.
北海道付近にかなり凶悪な寒気が押し寄せており,2日間の天気予想は曇りか雪だった.
雪の量は全体的に少なく,無雪期と同じ程度の時間で歩けた.
黒斑山を過ぎたあたりで,雪が振り始める.黒斑から先に行く者は少ない.徐々に風を遮る木々も少なくなり,吹雪っぽくなってきた.
蛇骨岳の山頂手前の林の中でアイゼンを装着した.
ここからJバンドを下りきるまでは吹雪の中を進むこととなった.
途中の仙人岳の風が遮られている場所で軽い昼食を摂った.
この先Jバンドの下りが控えているため,ピッケルを取り出しておいた.
Jバンドの下り口の標識が雪に埋もれずにすぐ確認できたので安心した.
一部雪がついていたが少なめで,基本的には岩場の下り道だった.
Jバンドの正規ルートが良くわからなかったので,適当に下ってしまったが,長野-群馬県境ラインの辺りに降り着いた.
火口原の中は霧で視界が悪く,これ以上行動しても危険なので,少し風が少ない南側へ移動してテントを設営した.
日没後から風が強くなってきて,外は寒そうだったが,テントの中は快適だった.
いつものタープ一枚とは雲泥の差だ.
2月10日
深夜に短時間晴れたので,外へ出てみると星がきれいだったが,朝目覚めると相変わらずの猛吹雪だった.
朝食を摂り,風か少し弱まったのを見てテントの撤収をして行動を開始した.
昨日よりは視界の状況は良くなっていて,浅間山の山体を見ることができた.
昨日からの新雪があったので,浅間山のシェルターまではスノーシューを使って登った.
これだけ風が強いとシェルターもあまり意味を成さない.
死にかけた指先を回復させてから山頂へ向かった.
前掛山のある第二外輪山は無雪期でも強風でよく知られている.
この日は立って進めない程の猛吹雪だったので,姿勢を低くして這うように進んだ.
風をずっと受けていた方の手はダメになるので,片手ずつ休ませながら少しづつ進んだ.
最後の数十メートルが本当にキツかったが,山頂にたどり着くことができた.
風が強すぎて目をけていられない(笑)
前掛山からの戻りで登ってくる人とすれ違ったので
「もうちょいですよ!」
と声を掛けハイタッチ.
火口原まで降りてきて休憩していると,その方とまた会ったので一緒に浅間山荘まで歩いた.
ご厚意で小諸駅まで送って頂けたので非常に助かりました.
糖質制限中の山の食事
たまたま,糖質制限的なことをしている中での登山だったので,食事の研究をしてみた.
メニュー
1日目
朝:コンビニ飯(焼き魚・野菜サラダ・味噌汁)
昼:サラダチキン・ハム・魚肉ソーセージ・ミックスナッツ
夜:レトルトカレー・ウインナー・サラダチキン
2日目
朝:サラダチキン・魚肉ソーセージ・ミックスナッツ
昼:下山後に適当に
行動食:ミックスナッツ
非常食:カロリーメイト・ココナッツサブレ
通常なら玄米とかパン・ラーメンをよく食べるのだが,今回はサラダチキンと魚肉ソーセージをベースにミックスナッツでカロリーを補う方針で食料計画を建てた.
結果として,行動中に動きが悪くなったり体調が悪くなることはなく,歩くことができた.
しかし山で食べるラーメンの味は格別だ.
この食事制限はしばらく続けて飽きたらやめよう.









