国の重要無形民俗文化財で、約290年の歴史を誇る八戸三社大祭は31日の前夜祭で開幕する。本番目前の各山車組では山車づくりが大詰めを迎え、制作者たちが最後の仕上げに汗を流している。

 八戸市柏崎4丁目に山車小屋を構える十一日町龍組では29日、午後8時ごろから制作者が集合。約10人が花の装飾や人形の持ち物を取り付たり、乱れた衣装を直したりと、細部の仕上げに当たった。

 今年の山車は、孫悟空が閻魔殿で大暴れする場面を描いた。「あえて左右対称にせず、戦いの躍動感を表現した」と制作責任者の石橋元平さん(31)。調整は開幕直前まで続くが「前夜祭で山車を披露する瞬間が一番の楽しみ。みんなを驚かせるのが目標」と、本番を心待ちにしている。


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