赤ちゃんの立場になればどうでしょう。
お腹のなかでは羊水につかった状態で、外に出てはじめて肺呼吸がはじまり、瞳が空気に触れるのです。きっと大人以上に光が眩しく感じると思います。はじめて外に出る瞬間は、薄明かりのほうがきっと安心するでしょうし、しばらくは暗闇で生活したほうが、目が早く見えるようになるという説もあります。
また昔は、日本でも、産中から産後3週間から3ヶ月は母子ともに産屋という薄暗い部屋で過ごしたといいます。海外の部族社会でも同じような習慣があり、赤ちゃんは目の機能が完成するまでは直射日光を避けるべきで、母親は子宮が回復するまでやはり目を使わないようにしていたとのこと。
(ブログ書いてる場合じゃないですね)
わたしの個人的な考えとしても、赤ちゃんは、目に見えない領域のほうが発達した状態で生まれてきていて、その感覚を生かしつつ、物理的な視力を慣らしていくには、しばらく薄灯りで生活したほうがスムーズなのではと思っています。
今回は完全にプライベートな出産でしたので、お風呂の灯りは消して出産し、寝ている部屋はカーテンの上から布を重ねて、赤ちゃんは薄明かりで生活しています。夜は部屋の灯りはつけず、隣の部屋からもれてくる間接照明の灯りでオムツ替えや授乳をしています。慣れてくると薄明かりでも十分赤ちゃんの世話ができます。
その薄明かりのなかで、赤ちゃんの目を見つめると、キラキラしていて吸い込まれそうですなんて綺麗なんでしょう新生児は特別な存在です。
そして、なにが見えてる??という感じで、いつもわたしの頭上や背後をキョロキョロ、興味津々で目を追っています。
またガラガラのおもちゃを目の前でゆっくり動かすと、それも目で追うので、物理的なものもすでに見えています。
まだ喋ることはできない赤ちゃんですが、いろんなことを感じ、いろんなことがわかっているのだなと思います。
床上げまでの1か月、暗闇生活で赤ちゃんの目を大事に過ごしてみます。
寝室はカーテンの上から布(シーツですが)を重ねて。
薄明かりの日中。