月ヶ瀬観梅の時に立ち寄った神社

十二社神社


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十二社というのは、熊野十二社権現を祀っているからのようです。



祭神 
家津美御子大神 (けつみこ:樹木の神)

伊邪那美大神 (いざなみ:国生みの女神)

事解之男神 (ことさかのお:事態を収拾させる神、あるいは絶縁を助ける神か)

伊邪那岐大神 (いざなぎ:国生みの男神)

速玉之男神 (はやたまのお:約束を強固にする神)

天照皇大神(あまてらす:太陽神)

天忍穗耳命 (あめのおしほみみ:稲穂の神)

瓊瓊杵命 (ににぎのみこと:農業神)

彦穗穗出見命 (ひこほほでみ:山幸彦)

鵜鵜草葺不合命 (うがやふきあえず:夫婦和合、安産、農業の神)

軻遇突智命 (かぐつち:火の神、鍛治の神)

埴山姫命 (はにやまひめ:土、粘土、肥料の神)

彌都波能賣命(みづはのめ:水の神)

稚産靈命 (わくむすび:穀物の育成の神)


これらは熊野信仰の神々のようです。

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灯篭や瓦に、下がり藤の紋がついてますので、藤原系の子孫の方が建てられたのでしょう。

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いくつか絵が掛けられていましたが、剥げてしまってよく見えませんでした。

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狛犬さんが口の中に玉を含んでいます。

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拝殿の脇にあったこちらの小さな祠が何か凄く主張してきましたが、なにを祀ってるんでしょう。

案内板を見ると、主祭神は、

素戔嗚命
奇稲田姫
春日大神

となっていました。

ここは昔から
波多(ハタ)の天王
畑(ハタ)の天王

と呼ばれる地域密着型の神社のようです。

確かに、祀られてる神様も農業系の神様が多いです。

"秦(ハタ)の天王"でもあったりして、と思ったり。

神社の創建は不明のようですが、熊野詣でが盛んな頃に勧請された神社のようです。

この神社では無形文化財のお陰踊りや伊勢参りという踊りが伝わっていて、そこで「伊勢に七度、熊野に三度、愛宕さまへは月詣り」と唄われるそうです。

じつは、この十二社神社のすぐ向かいに、愛宕神社なる磐座があります。

そちらも非常に興味深く、長くなりそうなので明日また書きます(^ ^)