初めてのラグビー部の友達。



出会いは4月。

「前の席で無口な奴」


最初はこんな印象。


目も合わせないし。


なんか遠慮がちな喋り方だし。



でもなんとなく、
面白い奴だな、って思ってた。




きっかけは忘れたけど。


少しずつ話すようになった。



まだ目は見てくれないけど。




そのうち名前で
呼ぶようになった。



俺は呼ばれたことないけど。





一緒に笑うようになった。


目も見ている。


名前でも少し
呼んでもらえるようになった。





偶然にも彼の兄の名前と
俺の名前が同じで。



そんなところから
呼んでくれるようになった。




今じゃラーメンだって
一緒に食べちゃう。


毎日の昼ごはんだって
一緒に食べちゃう。




仲良くなってからは
毎日の学校が楽しみになった。


笑わない日はないし、
放課後だって楽しい。




木曜日。


高校生活最後の掃除。



彼とは同じ掃除の班。


最後の最後でやらかした。




テンション上がって
夢中になっていつのまにか
彼の上履きが天井に。


いつのまにか天井に穴が…。


いつのまにか先生が
怒っている…。


いつのまにか彼も
落ち込んでいる。


俺は人ごとだから爆笑している。



最後の最後でクラスの天井に
穴をあけやがった奴。



先生も修理に
必要な書類を書くのに、

「理由」

って、欄になんて書くか
迷っていました。





予想通り面白い奴だった。




でも。


4月のときの
俺に対しての接し方。



彼はほとんどの
クラスメートに対して

まだそんな感じ。



これから出会う友達には
その壁が早くとれることを
願っている。



がんばれよ。



大学で友達できるといいね。




WoRld Peace.