知性と霊性 | ~夜明け前~

~夜明け前~

大いなる「イベント」に向かって

知性(インテリジェンス)と霊性(スピリチュアリティ)、この宇宙の存在を司る二つの重要要素です。
私たちは常にそのバランスを取りながら、学び続けています。

確かにいまの世界は、知性に偏りすぎて霊性をないがしろにしています。
だからといって、知性を無視して霊性ばかり走るのも危ないのです。大事なのはバランスです。

なぜバランスが大事なのか、分かりやすい例を取り上げましょう。

コブラのメッセージによると、幸せなアトランティス時代に、私たちは闇の勢力とは気付かずに、誤った判断をして闇を受け入れてしまいました。その結果がいまの闇に支配された地球です。あの頃の地球文明はスピリチュアル的なもので、いまよりもずっと技術が高かったのに、なぜでしょうか。それこそスピリチュアルに寄りかかりすぎた結果ではないかと思います。知性とのバランスが崩れると、識別力が弱ってしまい、「大丈夫だよ!みんないい人のはず、悪い人なんていないよ」という気持ちで騙されてしまったのではないのか?その結果として、何万年間も牢獄に囚われ続けて、さらに高い次元の助けに頼らないと抜け出せなくなったのです。

ところで、知性と霊性のそれぞれの本質について、考えたことはありますか?知性って何?霊性って何?

知性は比較的に簡単です。人間が生きている時にいろんな知識を学び、いろんな経験をして、成功と失敗を繰り返して、学習して得た様々な能力の総称といっていいでしょう。これは私が説明するまでもないでしょう。

たとえば、人間の個性を分解してみると、一例として次のような要素があります。
 

各要素はそれぞれ知性や霊性と様々な結びつきを持っています。私たちは常にその様々なバランスを取りながら、人生を生きているのです。すべては絡み合っていて、学習の環境を整えています。一つ極端に崩れると、健全な環境が維持できなくなり、その後の学習過程も大きく偏りがちです。特に重要な要素はいくつかありますが、知性にとって最も重要なのは謙虚さだと思います。それがないと、学ぼうとする姿勢を欠いてしまい、自分より高い存在を認めたがらないから、霊性の発展(他人とつながって学び合う)にも大きな妨げになります。コズミックディスクロージャー流でいえば、金星などの古代ビルダー種族基地への進入を拒否された「謙虚さが足りない」ゴンザレス状態です。もちろん、学習環境を整えるための「愛情、品格」など、すべて重要です。

一方の霊性となると、かなり誤解が多いのではないかと思います。普通、霊性というと、自分の奥深くに隠された性質だから、個人的なものだと思われがちですが、実はちょっと違います。人間の本質は魂ですが、高次元の魂になると、物理的な境界線を持たなくなり、他の魂とは常につながっている状態です。ソースの中にいるときはもちろんそうですが、ソースから離れても高次元ではつながっているのが自然な状態です。高次元のテレパシー能力とはまさにそれを如実に表しています。自分の考えが瞬時に他の存在に伝わるから、様々な知識や考えを簡単にかつ瞬時に共有できます。霊性とはまさにこの状態のことです。つまり、自我の性質ではなく、他の存在とつながり、共有する性質です。だからこそ、高次元の存在は一人ではなく、常に全員としての集合意識をもち、知恵も考えも共有していて、超強力なのです。そして、それを構成しているのは一人一人の知性です。何も学べていない人が集団の中に入っても、受け取るだけで貢献することが出来ません。かといってずっと集団の中にいては、何があればすぐ助けてもらえるので、個としての能力は鍛えられません。だからこそ、私たちは時に魂の集団を離れて、それぞれ異なる環境で肉体を持ってこの地球で様々な体験を通して知性を高めて、集団の中に戻る時にちゃんと役に立つ一員になるのです。

簡単にまとめると、知性は個人が努力して身につける魂の能力で、霊性はほかの魂とつながり、協調して助け合う能力といっていいでしょう。当然、現実社会の中でも他人とふれあい、他人を観察していろいろと学ぶことも霊性につながります。霊性の高い人は愛に溢れているのはまさにそのためです。他人を常によく見ていて、いたわりや調和を重んじるからこそ、スピリチュアリティなのです。霊性の高い歴史上の人物を思い浮かべて下さい。彼らは回りとどう接していたのか。現実社会でのコミュニケーション能力も霊性の重要な一部だということに気付いて頂きたいです。

知性に偏りすぎて自分たちの技術に過信して、高次元からのアドバイスに耳を傾けなくなった今の人類にそのための霊性が必要なのです。集団としての集合意識を確立させて争いを無くし、全員の意志をまとめて、そのうえで高次元の先輩達にこの先の進路を導いて頂くのには霊性は必須と言っていいでしょう。いまの地球人類の知性はいくら高くても、おそらく間もやってくる様々な困難には抗えないでしょう。

最後にコブラの言葉を一つ引用して締めたいと思います。。

「自分の中に入って、任務を見つけて出て来なさい」
Go inside, discover that mission and carry it out.   
http://2012portal.blogspot.com/2016/10/pleiadian-situation-update.html

注意すべきは、「出て来なさい」です。中に入って、それっきりで中にこもったままではダメですよ。それでは「引きこもり魂」だからね。
やるべきことやヒントを見つけて出てくるのです。
ブッダが山にこもりきりで一生出てこなかったら、仏教なんて生まれていないからね (^^)。