私の朝は絶望から始まる。
また『今日』が始まる絶望。
まだ『自分』が生きている絶望。
職場に行くのは半ば義務感。半ば意地だった。
そら見たことかと言われるのが怖い。
勿論それが自分の被害妄想だと言うことは、私も了解している。下らないことを言っているのなら、休職でもして休養すれば良いのだろう。
実際今日の気分だって最悪だ。昨晩からひどく体調が悪い。
胃から食道、そして喉元にじりじりとせり上がってくるような嘔吐感。全身を満遍なく覆い尽くすような倦怠感。後頭部にじわりと感じる鈍痛。
ついさっきまで寝ていたと言うのに、まるで一睡もしていないようだ。判っている、熟睡出来ていないのだ。
質の低い睡眠は何時間寝ても眠いものだ……このまま会社に行っても、きっと午前中は間断なく襲ってくる睡魔のせいで、仕事にならないのだろう。
それでも私は今日も出て行く。独りきりの、居心地のいい、ちいさな縄張りから。
半ば義務感で、そして意地で。