大晦日の夜から泊まっていたら主人が昨夜帰った。

 歯を磨いていると、先に布団に入っていた娘が泣いている。

 直前に注意したことかな、と思って見に行くと、

 「パパ…」とすすり泣いていた。

 

 私が寝室に入っても、自分の布団に娘を抱き入れても、

 鳴き声はどんどん大きくなっていくばかり。

 主人に電話する。

 娘が泣き止んで話す。

 

 通話が終わって落ち着いたかな、と思った矢先に始まる号泣。

 「パパぁ~、パパと寝たいの。さっきまで一緒だったのにぃ~…。」

 また主人に電話。

 今度は泣きながら話している。

 

 電話を切ってもなかなか収まらない。

 何度も鼻をかみ、お茶を飲み、少しずつマシになっていく。

 次に会える土曜日までは待てない、

 眠たいけれども眠れない、と訴えてくる。

 

 別居して1か月ちょっと。

 これまでは幼稚園や習い事など日々心を向ける対象が

 あったのに、幼稚園は冬休みに入って2週間。

 習い事もここ1週間は皆無なところに、主人とべったりの

 3日間の影響力はかなり大きかったのだろう。

 

 自分の無力さを痛感するとともに、幼子にとてつもなく

 酷いことをしているような気分になった。

 そして、朝方、距離を置いている身内に嫌味を言って

 泣かせている夢を見た。

 私だって、思いを吐き出したい。