ちょうど1週間前、息子の夢を見た。
やっぱり、授乳していた。
数日後、以前の勤務先の先輩から靴下が送られてきた。
丁寧なお手紙が添えてあった。
靴下は分厚くて、デザインとか色々が私好みで嬉しかった。
息子の亡くなる半月くらい前にお互い子連れで会って、
その後のメールでも「可愛くてたまりません」と言ってくれた。
もともと素敵な女性だけど、その言葉が余計に私に彼女を
好きでいさせてくれた。
私にとって息子はもちろん可愛くてたまらない存在だったのだが、
なぜか「すごく可愛い」と言ってくれる人が他にいなかった。
「お姉ちゃんにそっくり」とか、「やっぱり男の子っぽいね」とか。
主人はおろか、両親すらさすがに4人目の孫だからか、そこまで
熱は上がらず。
私はそのことが不満だった。
悲しかった。
普通の「可愛いね」では満足できなかった。
なぜそんなに周囲の評価を気にしていたのか今は解らない。
その先輩に息子のことは黙っているつもりだったのに、去年の
秋に偶然メールをもらって、打ち明けざるをえなくなった。
パソコン打ちの長い手紙を書いた。
そしてそのおよそ1年後の今回のお便り。
貧乏性の私は素敵な戴き物はとりあえずしまっておく癖があるけれど、
今回はすぐに使ってみた。
厚手の靴下はとっても暖かい!
床暖房もないのに、妊婦なのに、靴下1重履きしかしていなかった。
そして、「家の中でも足元寒いなぁ」って思っていたところだった。
部分的に薄くなっているのとか、ゴムが緩んでいるのとか、
この冬どんどん捨てて、靴下くらい贅沢してみよう。