吸い込んだ熱気が冷めても
胸が熱い・・・
燃え尽きないかたまり
何度でも火花を散らす
永住不変
夏の盛りに歓喜の群衆
花火が残した白煙が
言い足りないとくすぶった
夜陰に燃え尽きた充足感
期待は次へと譲った終幕
散る美学をかなぐり捨てて
我を忘れて食い下がりたい
こうありたいと願う形が
胸の中で息衝いてから
すべては朽ちていくものと
リミットばかり追っていた
見誤っていたんだな
劣化知らずのかたまりが
揺さぶり起こす摩擦熱
涙に負けない火種に火花
色鮮やかに打ち上がる