最近は減ったらしいですが
家を建てるとき
柱と柱をつなぐ「継ぎ手」
凸と凹がピッタリはまって
強い結合部ができるので
釘いらずなわけです(*^.^*)
欲張りだとは思うけど
そんな風になれたなら・・・
想い出が眠る穴
僕が埋めたいと願った
君の胸に空いた穴を
知らない奴が埋めたらしい
君にしか塞げないと
確信していた僕の穴も
まだ知らぬ誰かの手で
塞がれるかもしれない
僕らの間は継ぎ手じゃなく
何度もぶった釘が支えた
朽ちていくだろう結合
それが無性に悔しくて
やり場のない悲嘆の中
僕は穴を増やしたんだ
君にしかわからない箇所を
君の指しか入らないカタチで
くり貫いた血の滲む底に
眩しい日々を閉じ込めるため