金城 相手は子供達です。セキュリティが充実した世の中でこれほど多く
の子供達をまとめることができるのは・・警戒心を持たない子供
同士、もしくは・・・子供達に信頼される立場にある、教師・・・
彩夏 ・・・
金城 彩夏先生、あなたですね?
彩夏 え・・・
金城 ・・冗談です。
彩夏、間髪入れずに金城の頬を引っ叩く
金城 ・・・
彩夏 いい加減にしろ。
金城 はい。
彩夏 どうして金城先生がそこまで推測できるんですか?
金城 実は・・ネバーランドプログラムの生みの親、ドリームチップ
を発明したレオン博士 に頼まれましてね、この事件の捜査と救出
に関わることになっちゃったんです。
彩夏 レオン博士に頼まれたって・・以前から怪しい人だとは思って
いましたが、金城先生は何者なんですか?
金城 保健の先生ですよ。ただ、知り合いだっただけです。
彩夏 私も連れて行ってください!
金城 いやいやそれは・・・
彩夏 好きなんです!
金城 そ、そんな急に言われても・・
彩夏 子供達が大好きなんです!
金城 僕じゃないんだ~。
彩夏 私、生徒とどう接していいのかわからないんです。
金城 教師として致命的だね~。
彩夏 誰も私には相談してくれないし。
金城 信頼されてないね~。
彩夏 わかっています。でも子供が大好きなんです。素直で、不器用で、
孤独で、優しくて、いろんな感情を持っているから悩みもたくさん
あるはずなんです。そんな子供達の弱い部分を逆手にとって、企業
の利益や個人の欲のために利用するなんて許せません。
金城 素晴らしい! いやね、彩夏先生。僕も博士に頼まれたものの一人
じゃ心細かったんですよ。
彩夏 じゃあ・・
金城 博士に頼んでみましょう。
彩夏 ありがとうございます。
賑やかな曲
奥からピエロとブリキのキコリが曲芸をしながら出てくる
金城と彩夏、出て行く
あちこちから子供達が出てくる(未来達を含む子供全員)
21へ続く