こどものきもち
『普通が良い』と言いながら、『平凡じゃ駄目』だと言う。大人が”価値を見出した”もの以外は、『価値がない』と言う。大人が”価値がある”と言うものの基準は、範囲がとても狭い。そして、それはすべて可視化できるものだったりする。わが子がその”価値がある”というものの中に入ると、親はまるで自分が成功者になったような気分になる。わが子がその”価値がある”というものの枠に入れないと、親はまるで自分が落第者になったような気分になる。『”価値があるもの”目指して頑張れ!』と言うのも、違う気がする・・・。そうじゃなくて。目に見えない何かを、信じてずっと大切にする。(目に見えないものを信じることはとても怖い)それによって得られたものが、結果として”価値のあるもの”になるんじゃないかって、そんな風に思う。