榊原洋一先生、ありがとうございました。
小児科医の榊原洋一先生の訃報を知り、久しぶりにブログを書いています。長男、現在中学3年生。合わない学校に無理してまで行く必要はない、息子の良いところを見てくれる人たちの中で育ってほしい、そんな思いから、小学5年生から学校に通うことにこだわる事をやめました。(こだわっていたのは、わたしです)息子は、完璧主義で些細なことにも激しく反応する、頭は過剰に回転するのに、言語化が全くできない。言語化ができない上に激しさがあるため、苛立ちや怒りという表現しかできない。言語化してくれないから、周りの人は全く理解ができず、適切な関わりができない。(今だからこういう説明ができるけれど、当時は何が問題かさえわからなかった)小学校では”問題児”のレッテルを貼られ、本人も、私たち家族も、周りの人から差別的な扱いをされる事が多々ありました。どこに行っても厳しい目で見られ、ひどい言葉を掛けられ、とても辛い思いをしている時に出会ったのが榊原洋一先生でした。榊原先生は、息子をまっすぐ見つめ、息子の声をちゃんと聴こうとしてくださる先生でした。学校のことで困ってしまった時、ダメ元で先生のメールアドレスにメールを送ったことがありました。わたし達親子は定期的に通院している患者ではないし、メールの返信をしない選択もできるのに、先生は温かいメッセージを返してくださいました。先生の印象としてわたしの心に一番残っているのは、先生は子どものことをとても大切に思っていてくださっているということです。榊原先生が所長を務めるCRNの最後のブログには、黒柳徹子さんの自伝書から引用した言葉が残されていました。「君は本当はいい子なんだよ」人はこの一言で、一生にわたって苦難を乗り越える力を得ることができる、と。先生、息子のことを大切に思ってくださり、ありがとうございました。先生のお陰でわたし達の今があり、そしてそれはきっと、これからも続いていくのだと思います。君は本当はいい子なんだよ - 所長ブログwww.blog.crn.or.jp