最近めっきりファッション雑誌を買わなくなったのだが、代わりに今年に入ってずっと買ってるのがクーリエ・ジャポン。
これは世界1000以上のメディアの中からあらゆるジャンルの記事を抜粋している世にも珍しい雑誌なのです。
各国のジャーナリストが様々な視点で書いた記事、世界から見た日本など、国内ニュースだけでは知り得ない世界を垣間見ることができるクーリエは、写真も多くて読みやすく、世界の広さと多岐にわたる価値観の存在にハタと気づかされる。
話はくだけるが、現在発売中のそれに面白いコラムが載っていた。NYタイムズ・コラムニストの告白「私の整形中毒体験記」

キャリアを積み仕事に成功した彼女は、肌の衰えに落胆し、少しだけきれいになるために勇気を出して挑戦したプチ整形。信頼できる優秀でまっとうな美容外科医との慎重なプチ整形の繰り返しで彼女は垢抜けていった。皮膚の剥離、レーザー、ボトックス、コラーゲンの注射を定期的におこない、毎回1800ドル前後(約21万円)を支払う。
住宅ローンの支払いを遅らせても美容整形に費やす自分を振り返ると、ドラッグディーラーに札束を差し出す麻薬中毒者と変わらないと、冗談交じりに自覚していたが、彼女が自分の「中毒」に気づいたのは、落ちるところまで落ちてからのことだった。
彼女はどんどん欲が出て脂肪吸引に手をだした。かなり大変な思いをするが、回復して小さくなったヒップに気分を良くして、プールサイドにビキニでくつろいでいた。すると友人の子どもに「お尻から脂肪を切り取ってもらったの?」と無邪気に聞かれたらしい。
「だってママやママの友達にも同じ斑点があって、こういうのは脂肪を取った証拠だってママが言ってたよ」どっひゃ~~
8歳の男の子がこういう発言をするアメリカ社会ってどうかね!?この先彼女に何があって頭を打って悟ったかはクーリエをご覧ください。小手先だけの美容術だけでは現実は何も変わらないことをこう表現していた。
「どんなにお金をつぎ込もうと、どんなに頻繁に美容整形を受け、皮膚科医に通おうと、時間という翼のついた二輪の戦車は私に追いつき、私の顔に車輪の跡を残していくのだ。」
美は一日にして成らず、同様に老化も一日にして成らず。全ては日々の積み重ねなり。今日も一日高い美意識でマメマメしく暮らすのみ。