有名メーカーを始め、いろんなブランドコスメの新商品開発をするにあたって完成した試作品のモニタリングが必ずある。
原料メーカー勤務の強みでそういう完成段階のものをもって帰ってきてくれるらしい。
すごくいいね~~~って、家で盛り上がり、関係者、雑誌の座談会などの大多数の意見でも評判よし。
その後でボトルがきまり、デザインや名前が決まる。すると防腐剤が加わり、なんだかんだの理由で成分まで変化するのが日常茶飯事。店頭に並ぶ時には、質の落ちた別モノに変化しているらしい。とってもよくあるパターンだそうだ。
コスメカウンターでもらう試供品と売り物の質も違うという話。
もちろん、質感を食いつき良くしているメーカーがいくつもある。これもよくある話だ。
デパートコスメで知らない人はいない有名ブランドで販売をしていたある女性の親友から聞いた話。
たしか京都だったっけ、百貨店カウンター勤務の彼女は入社初年度、個人売上が全然上がらなくてどうしようか悩んだ。
そして皮膚生理学、化粧品化学を独自で死ぬほど勉強したらしい。努力家だ。
そしたら自社商品使ってもキレイになれるわけがないことがわかった。
そこで彼女は知恵を絞った。(よ~し、培った理論を武器に、商品の特徴を逆に説明すればいい!)
恐ろしいことに退社までの3年間、トップの売上をキープしたそうだ。
さすがに罪の意識もあってか、今はもうコスメ業界を離れてはいるが、彼女の親友いわく「ま~また詐欺みたいなことしてますわ(^^;)」と。
聞いたところ、これも知らない人はいないくらい服飾系雑貨の有名ブランドに就職、でも高価な割には商品ってどうよ!?って感じです。
ここでも彼女を頼りにする顧客は後を絶たないという。いろんなタイプのプロフェッショナルが存在するものだ。そして消費者の視点も様々だということがわかる。
感じのいい販売員や媒体のロジックがどれ程完成されたものであっても、それと商品が一致するとは限らないことを認識し、消費者はもっと賢くなる必要があるだろう。


