まだとっても寒かった頃の話、この頃関東の人脈から、高級を謳う関西のスパを調査せよとのミッションを受けて、大阪のとある高級デイスパへ。
雑誌とネットで調査した。で、その豪華さと値段に対してどのくらいの質なのかとっても興味があった。
エントランスには噴水、大きなグランドピアノのある広い通路、その向こうにスパコンシェルジュという案内係りが笑顔でお出迎え。
母体は美容師の専門学校なのだが豪華な造りだった。広いし綺麗だしスパのフロアまでエレベータに乗って移動、係りがバッグを持って案内してくれた。まるでホテルのチェックインみたい。
最近の傾向でもある、お風呂付のお部屋が一つあるのだが、プライベート空間を買うことが目的では無いので今回はエコノミーコースで。
まずロッカールームでバスローブに着替え、移動して写真でも見た美し~い共同浴場(こう書くと色気もくそも無い)へ向かった。
派手好きの関西人が好む光沢ある浴槽タイルにヨーロ調のゴールドインテリア。巨大バスタブは他に誰もいなかった。白状しよう、実は泳いだ。
最後にシャワーを浴びていると二人組みの女性がやってきた。話の内容から会社の先輩後輩で、仲はよいが裸の付き合いは初めてらしくて、「人に見せられる体だったら取ってるよ~!」っと、かたくなにバスタオルを巻いたままはしゃいでいた。
そこでお水を飲んでから時計で開始時間をチェック、スパのお部屋へ向かった。室内のインテリアも照明のバランスも良く、キャリアの長いエステティシャンの技術も確かだった。
某大手エステ出身の彼女は、その世界独特の空気をまだ漂わせていた。今にもクロージングをかけられそうな、笑顔の奥のシャープな目線。ところがかつてのエステの強引さが嫌で転職したそうだ。
デイスパだから特別な営業が無いし、リラクゼーション主体だから今はとっても気持ちが楽だっていう話だった。
さて、本日のレッグトリートメントは体験価格で非常に良かったのだが、実際にメンバーになって受けるとどうなのか???
ちょっと失礼すぎたかも。ひねらずに表現すると、昔の私は銭湯にこの姿を望んだから、やっぱり美的進化した銭湯もスパの姿といえるかも。
さら湯のジャグジーと、スチームサウナ、シャワー。スポーツの代わりにマンツーマンのエステティック・・私が以前通っていた会員制スポーツクラブでの過ごし方にも共通する。
自宅から逃避して美しい環境に囲まれてくつろぎたい人にはとてもいい場所だろう。お決まりの儀式、自社ブランドコスメの全成分をチェック、サンプルをプレゼントしてくれたので使ってみたが、悪くもないけどまぁあまりよろしくないこと。
実は翌月、個人的に同じフロアのヘアサロンのヘッドスパとカットにも行った。スパの隣なので一見雰囲気は似ているが、入ってみると明らかにチグハグで一貫性のない雰囲気にかなりがっかり。
ここの技術も確かだったがはノリはあくまで美容院。ヘッドマッサージは気持ちいいが、肩から下の体の緊張感はそのままだったのでブブ~。
美容院のヘッドマッサージに無理やりスパと名付けただけのセンスはかんべんしてくれ。(ほら、また今日も辛かった。)
