​熱交換器の洗浄とパッキン交換作業





皆さんは、スーパー銭湯や日帰り温泉のお風呂がどのように温められているのか知ってますか?

正解は、熱交換器という装置で温められお風呂の温度を最適な温度にしてくれています。



この熱交換器という装置は、金属のプレートが何枚もあり、70℃の温水が流れるプレートと浴槽の循環水が流れるプレートが交互になっていて、浴槽の循環水を70℃の温水で適温に温められています。



しかし、長い間このプレートを洗浄しないとお湯が流れる溝にスケールが溜まりプレート1枚1枚に温水や浴槽循環水が、流れにくくなり浴槽の昇温に時間がかかったりします。

わかりやすく言うとフィルターの目詰まりと同じです。

エアコンなどフィルターがほこりで目詰まりすると冷えが悪いですよね!



今回は、浴槽循環水が温泉の為、塩酸を使用してプレートのスケールを除去していきます。




温泉などスケールが落ちにくい場合には、塩酸などに漬けて擦り洗いすると、このように新品みたいに綺麗にスケールが除去できます。



プレートとプレートの間には、お湯が漏れ出ないようにパッキンがあります。このパッキンも劣化してくるとプレートとの隙間から温水や浴槽循環水が漏れだしてくるので定期的にパッキンの交換も必要です。





プレート1枚1枚を熱交換器本体に戻して、熱交換器本体のボルトナットで挟み込むように固定していきます。

このボルトナットを締め付けるときに、熱交換器の厚みに必ず規定寸法があるので、締め付け寸法を確認しながらボルトナットを締め付けます。

規定寸法よりボルトナットを緩く締め付けるとプレートの隙間からお湯が漏れ出し、規定寸法よりも強くボルトナットを締め付けてしまうとプレートが押しつぶされてしまい変形して壊れてしまいます。





温水側バルブと浴槽循環水側のバルブを開けると熱交換器のプレート内に通水されるので、漏れがないことと浴槽の温度が上がることを確認できたら完了です。


ご理解頂けたでしょうか?熱交換器の洗浄とパッキンの交換は、1年に1回は必要です。


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