【アメリカ】ミュージカル in NYC | Diva is..

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旅のブログを最後まで書くという話は一体どこへ行ったのでしょうか。
とりあえず今日はどうしても書かないわけにはいかない、NYでのミュージカル鑑賞の話を。



NYには12日間の滞在でしたが、とんでもない寒波に襲われ活動力を奪われてしまい、なかなか思い通りに動けませんでした。
が、寒くて外に居たくないという思いからミュージカルだけは当初の予定通りたくさん観ることが出来たのです。(笑)

まず最初に観たのは、レミゼ。



チケットは予め調べておいたtktsという公式でありながら格安の売り場へ。
売れ残った当日の良い席を半額で買えるとのことで、かなり前の方の中央付近の席を77ドルで購入。
半額とは言え、食費をケチって食パンを食べていたことを思うとこの出費は相当です。
だけどミュージカル好きとしてここだけは譲らないと決めていたんです。

本当に良い席だったので、ステージは細部までよく観ることが出来ました。
レミゼは大道具や転換など演出全般がかなり手が込んだもので、見ごたえありました。
ただ、この感想からも分かる通り、やっぱり何だか入り込めない。
「上手いなあ」「すごいなあ」と冷静に観察してる自分がいました。
それどころか、自分が出演したコンサートとも比較した結果、「こんなもんか」という結論に至ってしまう始末。

ここで「ミュージカルを観まくる」というNYでの予定が揺らぎます。
留学中も旅行中もずっと切り詰めて節約して来て、果たしてミュージカルに何度も80ドルを払うのが最良のお金の使い方なのか?そこまで良いものだったか?と。


そんなもやもやを抱えたまま、次のミュージカルはオフ・ブロードウェイのSistas。
オフということでボロくて小さな劇場での公演で、チケットも20ドル。
このミュージカルはビリー・ホリデイからダイアナ・ロス、そしてビヨンセまで、黒人女性のポップソングを軸に人種やジェンダーの問題を追うもの。
はっきり言って、クオリティは低かったです。演出もセットも何もかも。
ただ、歌は上手い。そしてメッセージが直球。
何よりも良かったのが、オフかつこの内容なので観客がほとんど黒人であったこと。
レミゼには大量のアジアンがいましたが、もちろんSistasには私だけ。
上演中もみんな拍手喝采やブーイング、一緒に歌ったり何か叫んだりとうるさいので(笑)、それぞれの出来事、歌やメッセージに対して黒人がどう反応するのかというのを目の当たりにすることが出来ました。


さて、次はどうしようか。
やはりミュージカルはまだ観たい。けどまた80ドル払うのか。
tktsがすでに半額なんだからそれ以上安いものを探しても仕方ないとは思いつつ、調べてみる。
すると、ラッシュチケットという、当日の朝tktsではなく劇場の窓口に並んで買うチケットを発見。
tktsは良い席を半額で売ってくれますが、ラッシュは良くない席をもっとずっと安く売るものらしい。
え、別に良い席じゃなくていい!安い方がいい!と、次はラッシュで観ることに決定。

となると迷うのは作品。
ぶっちゃけ、タイミングが悪くてあまり観たいのがなかった。
とりあえず踊る作品が観たかったので、Chicagoを観に行くことに。



ラッシュの難点は劇場の窓口がオープンする前から並ばなくてはいけないこと。極寒のNYで。朝に。
しかし背に腹は代えられぬ。安く観られるならば。と頑張って並んだのに。オープン5分前くらいに来たおばさんも買えていた件について。(笑)
もし早くから並んでる人がたくさんいたりしたら買えない可能性もあるので、並ぶのが安全ではありますが。

そうして手に入れたラッシュチケット(37ドル!)は、なんと最前列。の、一番端。(笑)
確かにめちゃくちゃ観づらいし、安くしないとクレームつける人がいて当然というレベル。
正面には照明機材がそびえたってるし手を伸ばせばステージの端に触ることも出来る距離。
ステージ全体を見渡すことなど出来るはずもなく。

が、めっちゃ良かったです。
全体の流れをつかみにくいのは確かだけど、知ってる話だし、私は舞台上の動きもある程度知っている。
なのでそれは私にとっては大した問題ではなく、そんなことよりも私の側の端っこに誰かが来るときの方が大問題。
セクシーなお姉さんが!私の顔の真ん前で!脚を広げて!エロいダンスを!汗とか見えてるし!何なら飛んでくるし!

最高でした。(笑)

良かったのは席だけではなく、ミュージカルそのものが超良かった。
映画ではいまいちだと思った作品だけど、生で観るとダンスも歌も演奏も素晴らしいし、何よりそのエンターテイメント性。
誰も見てないようなところでも常に面白いことやってるし、話とは関係ないところに信じられない仕掛けがあるし、ちょっとしたジョークの一つ一つも爆笑もん。
観客もめちゃくちゃ元気で、劇場にパワーが漲ってました。

憧れのブロードウェイに対して感じてしまった「こんなもんか」が全部吹き飛びました。
これは本物だ!!って、帰り道も、帰ってからも、次の日も、ずっと大興奮。
何なら今もサントラ聴きながら書いてます。(笑)


これで完全に勢いづき、翌日もミュージカルを。
Idina Menzel主演の新しいミュージカルIf Thenは絶対観たいと思っていたので、それを。



If/Thenのラッシュチケット(37ドル)は抽選。
寒い中で並ばなくて良いのは有難いけど、完全に運次第なのでドキドキ。
名前を書いて箱の中に入れて、、呼ばれた!当たりました!
って、その日は平日の昼公演で応募者が少なかったのかほぼ全員当たってたけど。(笑)

そして奇跡的に今回の席もなんと最前列。の端から2番目。(笑)
ってことは、もしや、これって、最前列でIdina Menzel!?

はい、その通り。

最前列でIdinaを堪能して来ました。
反対側の端にいるときは「Idinaどこー?」って感じでしたが(笑)、こっち側に来たときは、もう。
Idinaの顔がほぼ真上にあるので首はかなりつらいけど、そんなことはどうでも良かった。
一度で良いから生歌を聴きたいとは思っていたけれど、この距離で聴くことになるなんて。

しかも、超上手い。

想像してた以上に上手かったです。
特に終盤のIdina一人で歌い上げるバラードは、息をするのも忘れるくらい。
劇場にいるすべての人がIdinaの声だけに全神経を集中させているのが分かりました。
素晴らしかった。

新しいオリジナルのミュージカルということでストーリーは全く知らなかったのですが、意外と良かったです。
正統派かと思いきやFワード連発の下ネタ連発のジョーク満載の、でもたまにグッとくるストーリーで、かなり楽しめました。

というわけで、この日は気温が高めなので頑張って出待ちもしてみました。
Idinaのサインが欲しい!



が、夜公演も控えていたためか、誰も出て来てくれませんでした。


NY最後のミュージカルは、合流した彼氏とともに。
彼はあまりその辺のことには詳しくないので、私の独断でChicagoに連れて行きました。
セクシーなお姉さんを最前列で観させることに抵抗がなかったと言えば嘘になりますが、絶対楽しんでもらえる作品だと思ったので。
というのは建前で、私自身がどうしてももう一回観たかっただけです。(笑)

前回の反省を生かして、今度は窓口のオープン直前に行きました。
すると今度は2階最後列の席に。
どうやらラッシュ用の良くない席というのは前の端か一番後ろで、その中でも良い席から先着順で売るようです。
だから早くから並んだときは最前列、遅めに行くと最後列になったわけです。
最前列をすでに楽しんだ私からしてみれば、前回とは全く異なる席で2回目を観られるのは嬉しいこと。ラッキーでした。
ちなみに彼氏との席は近くではあったものの隣ではなかったので、2人以上でラッシュを買う場合はやはり早くから並ぶべきかも。

今度は演出など全てを把握した状態で全体を俯瞰して観たので、前回とは全く違う観方が出来たこともあって、2回目も最高に楽しめました。
やはり生で観るなら迫力命だと思うのでストーリーさえ分かっていれば絶対に前の方がおすすめですが。


そんなわけで、のべ5本のミュージカルを鑑賞。
あまりにもChicagoに惚れ込みすぎて、ブロードウェイと一口に言っても結局は作品次第なんだなあと改めて。
まだウエストサイドやヘアスプレー、レントなどが再演されることがあれば観に行きたいと思っています。
とりあえず今回はChicagoとIdina Menzelで大満足のミュージカル鑑賞 in NYCでした。