スピーカー修理日記 -114ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

リサイクルショップなどでエッジがボロボロでよく転がっていますが、実はかなり優等生。

sc101

DENON SC-101・・・実はピアレス製ユニットを採用し、以前にもご紹介したSC-107 の兄弟シリーズの小型モデル。完全密閉のBOXにソフトドームツィーター、上位機種も同様の優秀な特性をしています。いま新品でこれだけの特性のスピーカーを買おうと思うと安くないですよねぇ~。このウーハーは手頃な大きさで、ご自分でエッジ交換にチャレンジしてみるには丁度いいかもしれません。(セーム革はお薦めしません、エアーが漏れて密閉の意味がなくなります、ご注意を)

面白そうだったので、ジャンクのスピーカーを買ってしまいました。YAMAHAの壁掛け薄型スピーカー、片CH鳴りません!しかし、どんな構造なのか、興味があって・・・。

nse102

赤・・・正面

青・・・バスレフポート前

ヤマハで薄型のユニットって私はよく知らなかったので、ワクワクして待ってました。届いて早速テストしてみると両方鳴るんですよ!症状としてはボイスコイルの切れかかりっぽいので。早速開けて見ると、薄い箱に10cmほどの普通のユニットとツィーターが入っているだけでした。薄型のシステム(コンデンサーとか色々あるでしょう!)を期待してたのですがバスレフ式の薄型の箱でした。残念!!切れ掛かりに関しては、ちゃんと直り左右ピッタリ揃いました。

このユニットは年間、数セット来るのですが、私にはメーカー名も国籍も良くわからないのですが、師匠のドクターQ氏に聞くとかなり高いらしい。ドロンコーンを採用したシステムらしく、ドンドン低音も鳴るらしい。

ch9615

メーカー名:PAWEL ACOUSTICS

MODEL:Feldeck 14 CH-9615

ユニットを見る限り、10cmで小さく、なにやらコーン紙は紙でなく発砲素材で表面に銀色の皮膜。とっても個性的です。


今日AXIOM修理を引き取りに来たN氏が、先日ご紹介したシーメンス20cm(ダブルコーン付き) の音を聴きたいと・・・、Victor SB5の箱がちょうど良かったので付けて、お聞かせしたのですが。N氏の感想は「LOWTHERよりもいい!」といって帰っていきました。

(N氏は昨年まではJBL 4345を使っていたのですが・・・4345は邪魔になるので売って、今はGOODMANS AXIOM201がいいそうです)

長くやっていると色々なユニットがくるもので、正直言って、聞いたことの無いメーカーです。

atc

メーカー:ATC (イギリス製)

MODEL:MSM75-150

TYPE:STD       と書いてある。

フレームは16x16cmでした。

1本のみでボイスコイルのコスレでした。開けてみたところ、ボイスコイルの周りに全体的にムラムラに接着剤が塗ってあり数箇所にわたってコスレの跡が見られ、たぶん新品当時から若干のコスレがあったのではないかと思います。修理は凸凹のボイスコイルの周囲を滑らかにし完了。大きさのわりにかなりシビアなユニットでした。ちょっとの事でコスレ、ビビリ音が出る。もう1本は大丈夫なのでしょうか?!

先日1月9日に御紹介した。ヤマハNS1000Mのツィーター と一緒のシステムで使われていたようです。これもボイスコイルがNG!何とか再生し特性も戻ったのですが、ツィーターは大変そうです。

ja0802a

NS1000Mはこの中高域のベリリュウムのドームの音が特徴的で大ヒット商品といえるでしょう。

先日のブログでこのシリーズよくドームが砕けて・・・って書きましたが、間違いです。ダイアトーンのボロンツィーターとミッドレンジと勘違いしていました。

宜しければ過去のNS1000Mチューニング法 などもご参考にしてください。

本日、修理を終えてお返ししようと箱を開けてみると、エアキャップに包まれたツィーターがもう一つ・・・。出し忘れていたみたいです???。慌てて修理!

3000h

正月ボケでしょうか?先日お返ししたJBL 2245Hと128Hの測定データを入れ忘れ本日送付しました。すみません。ボケていたようです。

今日はまたN氏が来てAXIOMを探してほしい・・・って、たまたま取引先にあった物を譲ってもらえることになって一件落着。

当社は修理専門で販売は行ってないんです。店舗でもない為、オーディオ好きの方々が集まってきてしまうと修理の手が止まってしまうので正直困るのもあるんです。また販売をしてしまうと嘘でもつかないと売れない物もあるでしょう!やはり修理専門で安くても良い物はいい。ブランドであっても駄目な物はダメと言える今の仕事は大好きです。

JBLのユニットは数修理に来るのですが、LE10はほとんど記憶がありません。

le10

そして初期物に多い黄色いゴム系エッジが付いたタイプは、初めてかもしれないですね。昨年末に来たLE15A、LE14Aに比べるとそこまでもは硬くなく、手でもいくらかはストロークします。しかしfo値は130Ωと以上に高く、本来であればfoは40Ωくらいですね。後でドクターQ氏に聞いてみたところ、私は記憶に無かったのですが、過去に修理に来たLE10は、コーンが白くゴム系エッジではなかったそうです。ほとんど出回っていないのでしょう。修理結果をお楽しみに・・・。

そういえば、おとといアクセスがいきなり16件、昨日は14件とビックリしています。そんなに特別な事も書いた覚えが無かったのですが・・・。このような内容でも興味を持ってくださる方がいて感激しております。

今日修理した。3828ですが見ての通り、左右でフレームの形状が違うんです。

3828

右のフレームが5mmほど深い所にエッジが付いている。開業当時、この組み合わせのお客さんが2件同時に来たので、良かれと思い双方の客さんに了解してもらい、個々が同じフレームのペアになるようにしてお送りしたんですが。結局それぞれバッフル版の形状も少々違っていたらしく。取り付けできない事が発覚。元の左右異なったペアに戻ったのです。その後長くこの仕事をしてくると、このペアはかなり多く来るのがわかりました。

とにかく重いフレームも大きいしフェライトなので重いんですよ。

2245h

修理作業も、回したり伏せたり何をするにも一苦労!残念な事に過去のリコーン時にコーンが傾いて付いているようでした。修理が終わり測定しようとした所にオーディオマニアのN氏が訪問。「2245は以前使ってたよ 、今はグッドマンだけどね・・・。」だそうです。なんの用かと思えばグッドマンのAXIOM201か301を1本欲しいそうで来たみたいですけど、当社は修理専門で販売は一切していないんです。まして1本だけなんて・・・。

今日も5件ほど修理に来ました、今のところ一般的なエッジ交換が中心で重症のユニットは無し。それではblogが寂しいので、本日私が修理したJBL 128Hの特性を少々!

128h

修理をしていて感じるのは磁気ギャップが広く作業性が良い。エッジ交換するには比較的簡単なユニットではないかと思います。

・・・当社のエッジキットを使って修理する場合。入門用にいいかもしれない。よく修理キットの問い合わせで、LE14Aなどがよくあるのですが、LE14AをはじめLE8Tや2115はフレームの貼りしろがほとんど無い為非常に難しい。LE14Aの場合、海外製のウレタンエッジキットが出回ってないから問い合わせがあるのかもしれないです。2231ほか15インチや今回の128Hが練習にはお勧めかも・・・。