スピーカー修理日記 -100ページ目

スピーカー修理日記

世界のオーディオスピーカーのあれこれを紹介します。

AFC 353

natis

凄く珍しそうなスピーカーが修理に来た。お客様からのコメントに「1939年ナチスドイツの宣伝相ゲッペルスが作らせた労働戦線スピーカー」と書いてありかなりの珍品である事に間違いないようだ。修理に着たばかりで症状はチェックしていないが面白そうなのでとりあえず写真にて御紹介!

コーン紙の感じはお国柄なのかシーメンスによく似ている。

理由はよくわかりませんが、修理完了してお返ししたら、帰ってきてしまいました!

8660s

確かにお返しした状態と違う!輸送中の衝撃なのか?更に梱包に注意をはらわないと・・・。

よくよく見るとこのユニット非常に面白いフレームをしている。この構造であれば頑張れば当社でも手作りフレームが作れるかも知れません。削り出しリング状のフレームと削り出し星型の台座とマグネットそれぞれをスペーサーで浮かせている。とても参考になります。

それとよくわからない事がもうひとつ、6月になってこのブログのアクセスが倍増!何があったのでしょう?

JBL 115H

115h

見ての通りエッジをセーム革に張り替えてあります。うぅ~ん?これは?アマチュアの仕事にしては綺麗なようですが、とりあえずエッジにロール形状が無いのでストローク幅が少ないんでよ。無理してストロークすると、エッジの突っ張り具合によって擦ることも出てくる。バスレフや密閉型、などなど現代スピーカーではエッジからエアーが漏れてしまうと本来の性能が出なくなってしまいます。セーム革が悪いわけではありません、オリジナルでセーム革を使用していた時代の超アンティークスピーカーなどそういう設計で作られた物には最適だと思いますが・・・。その時代の物が音が良かったからといって、何でもセーム革にすれば音がよくなるという物ではないと思います。勿論そのユニットに最適であれは当社でもセーム革で修理することもあります。・・・Q氏の担当!!

昨日、修理していたklipsch K-33。「低音が全然出ない」との事でダンプ剤を1日がかりで落とし35Hzだったfoが25Hzにまで下げる事が出来た。写真には残していないがエッジ部分の山と谷があるがほとんど谷間が無くダンプ剤で埋まっていた。塗りすぎ注意!!お陰で1日かかってしまいました、正直言ってエッジ修理より大変!なのに安く受けてしまいました!残念!今日はブログに写真もうまくアップ出来ない、何かのトラブルみたい、残念!

Klipsch K-33

Klipsch-K-33

1本コイルの擦れで1度修理に来てお返ししたら・・・、今度はもう1本もおかしい事に気付きまたまた修理!Klipschとは人名でホーンのシステムの開発者でもあるそうです。ノーマル状態ではエッジに塗られたダンプ剤が硬化しFo値を上げていたので、一度ダンプ剤全部取り、新たにダンプ剤を塗る事でFo値も下げ本来の状態にも戻せました。

またドクターQ氏が実験を始めた!

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CDプレーヤーのクロックモジュールを製作し実験。

上の写真は全く同じCDプレーヤーの片方に製作したクロックモジュールを組み込み、もう1台はノーマル状態で同じCDを同時に再生し比較テスト!

結果はだれが聴いてもわかるくらい、その差歴然!

デジカメで例えるなら画素数が高い!って感じですか?

ドクターQ氏も理屈ではわかっていながら、結果の違いに驚いていました!この実験はまだまだ続きそうなので、後日レポートしていきたいと思います。

BAKINGAM

TANNOY 30cm、他のタンノイとは違いウーハーとツィーター別々にマグネットがある。ホーンレンズまで付いている。修理に来る数はタンノイの中では少ない方です。一般的にTANNOYのフェライトタイプはユニットを上に向けると底にツィーターが出ているので、修理の時は左上の写真のように特性座布団に乗せ作業するのです。TANNOY特性座布団は私の大傑作!?最近、このブログのアクセスが急に増えてビックリ!こんなマイナーな話題が喜んでいただければ・・・!

AudioTechnology 8660

8660

先日のDYNAUDIOかと思っていたユニットAudioTechnologyと言う会社らしいです、造りもいいけど特性もいい!ダンパーの接着が何で外れたのか判らないが、素質は凄くいいですね。持ち主の方によりますと車のドアに内蔵しているようです。大きさの割りにマグネットも大きく重たく、ドアもかなりしっかりしているのでしょう!造りから見ると、やはりDYNAUDIOによく似ている、OEMなのかも・・・?昨日書き忘れましたが、2245H、やはりリコーン暦あり、コーンの裏に「2246」って書いてありました。

JBL 2245H(46cmウーハー)のエッジ交換をしていると、またセンターに合わせても擦る。先日もLE15A で困ったのですが、まさかまた?・・・同じですボイスコイルのが楕円で長径と短径で1mmくらい違い、46cmとコーンが大きく重たい為、以前の38cmユニットよりシビアで、ちょっとした事で擦りやすいのに、初めから楕円のコイルでは、お話になりません。修理していて感じる違和感をたとえるならば・・・。曲がったお箸で食事する時の違和感に似ている!出荷の時間が迫っていて、写真を写すことが出来ませんでした!珍しいユニットが続けてくる事はよくあったのですが、今回は同症状(コイル楕円)の修理が続けてでした!

JBL LE175ドライバー

le175h92

切れてます!開けてみたところ、コイルの引き出し線が金属疲労で断線してました。当社にあったH92のホーンを付けて測定(グラフ青)、ホーン無し(赤)。以前国産のホーンとALTECのホーンで比較して見たとき、同じドライバーで驚くほどの違いがあり、海外物のコピーの国産ホーンは見た目はそっくりでも、特性は似ても似つかないという実験をした事があります。あまりに酷かったので捨てたのですが、また機会があればホーンの比較もご紹介したいです。