治療界の革命児龍之介です。
事務仕事をされている女性の方に
多く見られる症状の一つに
お茶を出す時に手が震える
というのがあります。
他の事は緊張せずに出来るのに
なぜかお客さんにお茶を出す時だけ
極度の緊張に襲われて
手が震えてまともに出来ない
といった感じです。
発症のきっかけにとしてよくあるのは、
「以前接客中に誤ってお茶をこぼしてしまって
その後から手が震えるようになってしまった。」
ということが多いです。
ご本人にとって手の震えは
仕事をする上で大きな障害となります。
手の震えを治すために
友達や先輩や上司に相談したり
カウンセリングを受けに行ったり
心療内科を受診して薬を処方してもらったり
いろいろ努力されているのですが、
それでも何ヶ月経っても何年経っても
なかなか克服できずに
大変辛い思いをされているわけです。
この苦しみを経験されたことのない人は
「何でそんなことが?」
と思われるかも知れませんが、
ご本人にとっては地獄の苦しみなんです。
他の仕事は何でも出来るのに
手の震えだけが邪魔をして
仕事に就くことが出来ないという状況なんです。
今回のご相談者様も
過去に上記と同じような失敗をされてから
の発症という方でした。
普通は
「過去の失敗は誰でもあることなんだから
いちいち気にしないで・・・」
といった内容のカウンセリングで
「そうなんだ、自分だけじゃないんだ!」
と安心させてプレッシャーから解放させてあげる
方法が主体となるのですが、
それで実際に解決されることは
まずありません。
なぜこれで解決されないのかというと、
お茶をこぼしてしまった
というのは発症のきっかけであって
実は根本的な原因ではないからです。
きっかけ
の前に
原因がある!
ということを理解されなければ
この症状を改善させることはできません。
病原体の存在があるわけではないので
薬で治せるものではありません。
今回僕がやったことは、
発症の原因となる
過去のストレスを探し出し
それを解決する作業です。
この患者さんの場合は、
学生時代に所属していた
バレエ団の先生から受けた
ストレスが根本原因となっておりました。
その時のストレスは相当大きかったようで、
「最初はまだ大丈夫だったけど、
次第に恐怖に変わってきた!」
と言っておりました。
このつづきはまた明日にでも
時間のあるときに書きます。
時間の足りない
治療界の革命児龍之介でした。