この前東京に行く時に乗った飛行機で
読んだ機内誌の中に
印象に残った記事があって
ミラノ在住の写真家 仁木岳彦さんが書いた
「祈りの交差点」
東日本大震災の時の
ミラノのドウオモでのミサの様子を
伝えてくれてます。
天使をテーマに
写真を撮るきっかけになったくらい
仁木さんの中では印象深い出来事で
私も読みながら自然と涙がごぼれていました。
[ANA翼の王国7月号より一部抜粋/祈りの交差点 仁木岳彦]
東日本大震災の一週間後の日曜日
ミラノの大司教が
復活祭前の大事なミサを
「震災犠牲者の冥福と被災地の復興」を
祈ることに捧げてくれたのだ。
当日の祭壇には
「平安」と
漢字で書かれた大きな書が飾られ
しかも日本人が祈りを形にしやすいようにと
お焼香の時間を取り入れてくれていた。
その日はカトリック信者ではない
在ミラノの日本人も招待され
列をなして
粛々とお焼香の独特の仕草で
祈りを捧げるのを
ミラネーゼたちが静かに見守ってくれた。
そして西洋の煙が出るお香に
東洋の参列者のお焼香の習慣という
二つの祈りの文化が交わった歴史的な瞬間。
教会でもお寺でも
見たことのないような
大量の煙が大聖堂に立ち込め
不思議な光景にみんなが見とれた。
その煙の中に
「天使が見えた!」という人の声を聞いて
それからヨーロッパの天使像や壁画を
写真のテーマとして撮り続けている。
それくらい圧倒的な出来事だったのだ。
当時は切迫していて
そんなミサが存在していたこと自体
日本の報道では扱いがなかったことだろう。
もしもミラノに旅する機会があったなら
日本人のために
心の籠った祈祷を捧げてくれた場所という逸話を思い出して
親近感を持って大聖堂に足を踏み入れて欲しい。
お盆の今日
お寺からの帰りにふと思い出した
ミラノでの祈りの光景。
形だけの拝むにならないよう
全てが心からの祈りとなりますように![]()
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