海上保安庁 最新鋭の船の原動力は人力? | よし子ちゃんの 九州・福岡・鹿児島 + 北海道 レポート

海上保安庁 最新鋭の船の原動力は人力?

海上保安庁が主催のJCG(JAPAN COAST GUARD)クルーズ in 錦江湾2006に参加してきた。今回乗せていただいたのは、第十管区海上保安本部所属の「おおすみ」。ヘリコプター1機搭載型巡視船(総トン数32000トン、全長105m)で、映画「Limit of Love 海猿」で使用された「はやと」と同型の巡視艇だ。

巡視艇おおすみ
 ヘリコプター1機搭載型巡視艇おおすみ

船が停泊していた鹿児島南埠頭を離れると、日ごろの訓練、実践の成果を見せていただいた。

高速連携起動訓練、航空機による操作訓練、潜水士による飛び込み吊り上げ訓練(いわゆる海猿)、ヘリコプター離発着訓練、不審船対応(空砲射撃)訓練、機動救難士によるリベリング訓練、まるでテレビのニュースや映画そのものの訓練を目の当たりにでき、海に囲まれた日本に住むよし子には、とっても大事な職業だと感じた次第だった。

潜水士による飛び込み吊り上げ訓練  機動救難士によるリベリング訓練
左:潜水士による飛び込み吊り上げ訓練  右:機動救難士によるリベリング訓練

約1時間の訓練公開後、訓練に参加したヘリコプター、巡視船あかいし、巡視船とから、の順に隊員が大きく手を振ってくださったのだが、一番最後に「お別れのあいさつ」に来てくださった、高速特殊警備艇かいもんが通り過ぎると…

船長さん

甲板で木製の舵をこれとぞばかりに軽快に振り回す船長さん。
そして、船尾には、木製のカイだろうか? そのカイを使って匠に船をあやつる白シャツにハチマキ姿の隊員の姿が…。それにしてもあのカイであれだけの船を動かしていたとは。

船の動力

今までの真剣な訓練がいっぺんでふっとんでしまうような、こっけいな光景だったが、こんな海上保安庁の方々に守っていただけてるんだと思うと、うれしくなっちゃった。

残念なのは、写真写りがいまいちなのが心残り。

そうそう、「海のもしもは118番」覚えておいてね。

◆参考サイト◆
第十管区海上保安本部
http://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/