超ハードスケジュール ゼロ泊三日の旅 ミシマカップ出場! | よし子ちゃんの 九州・福岡・鹿児島 + 北海道 レポート

超ハードスケジュール ゼロ泊三日の旅 ミシマカップ出場!

7月末の鹿児島市主催のヨット体験帆走の手伝いをしていたら、先輩から、「よかったらミシマカップに行かない?」。その一言が14th ミシマカップによし子が参加するきっかけだった。

三島(ミシマ)とは、名前の通り3つの島(黒島、硫黄島、竹島)からなりたった村で、離島の多い鹿児島の中でも、屋久島、種子島、奄美大島と違い、あまり知られていないディープな鹿児島だ。また面白いことに島の行政施設である村役場は島内にはなく、便利上の為だろうけど、鹿児島市内にあるという変わったところでもある。

ミシマカップとは、そんな三島(竹島がゴール)に向けて開聞岳の麓沖(山川沖)から艇を走らせるヨットレースなのだ。

ミシマカップ  ミシマカップ
ミシマカップ  ミシマカップ


金曜日21時に谷山港に集合。載せていただくヨット「OCEAN KIDS」のメンバーの方々に挨拶をし、22時にスタート地点の山川に向けて出港した。深夜の海は月と星との明かりだけなのに意外にも視界は開けていた。頭上には天の川が広がり、時折流れ星も見えた。一瞬で消えてしまうから願い事は唱えられませんでした。(笑)

約4時間後の深夜2時ごろに山川港に到着。すでに十数艇到着しており、それぞれひとときの休息をとっていた。そしてよし子も仮眠をとることにした。なんと仮眠をとった場所は、フェリーぶーげんびりが繋いである波止場のコンクリートの上。フナムシに噛まれないかドキドキしながらも2時間半眠ってしまった。

4時半起床。レーススタートは山川沖(開聞岳麓沖)を6時。起きるとともにレースに向けて出艇の準備をし、5時過ぎには山川港を離れる。

沖合いにすでに艇はそろいはじめ、6時の合図のサイレンとともに一斉にすべての艇は三島に向ってスタートした。

風は順風でほぼ後方から吹き続ける、ほとんどの船が色とりどりカラフルなスピンを張り大きく張り高速で走り始めた。右手に見えていた開聞岳も、やがてその姿を後方に移し、前方には、竹島、硫黄島が見えて来た。それと同時に、風はさらに強くそして、うねりも大きくなり、艇は大きく横に振られ恐怖さえ感じられた。噂には聞いていたのだが、時折、飛魚が波間を飛び交う。なんとも愛らしいかった。

約4時間半後、無事に艇は竹島のゴール地点に到着した。幸いにも僕らの乗った艇には大きなトラブル、ハプニングはなかったが、参加艇の中にはマストを折ってしまった艇、スピンをビリビリに引き裂かれてしまった艇など、トラブルにあった艇があったようだ。とは言っても大会運営にあたり大きなトラブルはなく、すばらしい天候と風のおかげで過去最高の最速でレースは終了したそうだ。

竹島ゴール後はもう一つのイベントとなる、硫黄島にてミシマカップパーティ参加の為、硫黄島へ移動した。

ミシマカップ  ミシマカップ

ミシマカップ  ミシマカップ


硫黄島の特徴は、まるで絵に描いたような火山島で、周囲を切り立った崖で囲まれ人の立ち入りを拒むかのよう。港内は島から湧き出る鉄分を含んだ温泉で黄色く染まっている。そして島全体を緑で覆われた火山島はまるで映画ジュラシックパークの舞台かの様相なのだ。

島では島民あげての歓迎で、ダイナミックなビューが自慢の無料露天風呂東温泉、恋人岬展望台までの送迎を行ってくださった。また、パーティではママディケイタ氏の公認の「みしまジャンベスクール」による、ママディケイタ氏、ス
クール生のセッションも開催され大盛り上がり、最高の夜を過ごすことができた。

しばしの休息をとり、23時30分硫黄島を離れ鹿児島谷山港に向けて帰還した。

無泊3日の超ハードスケジュールだったが、素晴らしい天候、景色、音楽、そして島の人々暖かさにどっぷりと触れ合うことのできた、ミシマカップだった。

 


◆関係サイト◆
三島村
http://www.mishimamura.jp/

みしまジャンベスクール
http://www.ttmjp.net/

硫黄島三島村案内図(鹿児島県)
http://www.city.kagoshima.lg.jp/bokenrand/htm/ioujima.ht