「霧島縦走」ミヤマキリシマを求めて
霧島と代表とする植物を言えば、やっぱりミヤマキリシマ。阿蘇、久住、雲仙など九州の火山地帯に分布する植物だ。霧島では5月末から6月初旬にかけていたるところでこのピンクに色付いた山肌を見ることができる。
高千穂河原
今回はこのミヤマキリシマを見に、霧島連山縦走に出かけた。予定では、えびの高原をスタート、からくに岳~獅子戸岳~新燃岳~中岳を経て高千穂河原へでる高い所から低い所へ向う比較的楽なコースをとる予定だったのだが、約10分遅れバスに乗り遅れてしまい、高千穂河原~えびの高原へと向うややキツメのコースでの登山となってしまった。
9:30 高千穂河原を中岳へ向けてスタート
天気は曇り、本来は見えるはずの高千穂峰は雲の中に隠れてしまって雄大な姿を見ることはできなかった。6月3日の時点で、すでにこの辺りのミヤマキリシマはほぼ散っていた。途中でリリィちゃんという毛並みのいい犬を連れた婦人と出会う。
高千穂峰とリリィちゃん
リリィちゃんにも山の気持ちよさがわかるらしく、風に毛をなびかせ気持ちよさそうにしている。
10:24 中岳到着
霧島らしく霧に包まれ、風速10mは越すような強風に吹かれつつ先へと進む。この辺りもミヤマキリシマはすでに終わっているようだった。新燃岳に近づくにつれピンクのかわいらしい花を付けた背の低いミヤマキリシマが姿を見せはじめる。
10:55 新燃岳到着
向かいから来るハイカーが「すごい風ですね!!」と声を掛けてくるくらいすごい風が吹き続ける。ゆうに風速10mはあっただろう。新燃岳山頂からいつもは見えるエメラルドグリーンの火山湖が霧に包まれていてほとんど見えない。
新燃岳山頂のミヤマキリシマ
反対側には、風から身を守るかのように、花を付けるミヤマキリシマの小さな塊がうっすらと見せてくれる。幻想的な中に咲くピンクの花は美しかった。
少しだけ咲いていたミツバツツジ
新燃岳から獅子戸岳へ向う。この道は数週間前はたくさんのミツバツツジが花を咲かせ、ピンクの花のトンネルを作っていた場所だ。ちょっぴり花は残っていたが、あの時の面影はなかった。
11:30 新燃岳、獅子戸岳分岐にて昼食
やや背の高い木が多く、風も収まってきたので、早めの昼食をとった。いつもながら思うのだが、山歩きをしていての昼食ほど美味いものはない。自然という天然の添加物はコンビニ弁当を究極の弁当へと調理してくれる。
12:14 獅子戸岳到着
獅子戸岳山頂に近づくと、ミヤマキリシマの背も高くなり、咲いてる花も増えてきた。大きな茂みいっぱいに咲くピンクの花は本当に可憐で美しい。花がたくさん咲いているだけあって、たくさんのハイカーで賑わっていた。
獅子戸岳からからくに岳のコースは山の様相もガラット変わる。大きな落葉樹の林になり、新緑の緑が美しい。そして森を抜けると、霧島連山で最高峰となるからくに岳へのがれ岩の登山になる。
14:10 からくに岳到着
多くのハイカーで賑わっているが、標高が一番高い為だろうか、ミヤマキリシマはまだ花を付けていなかった。バスの時間があったので、そそくさと山頂を後にした。だんだんと霧島観光でも多くの観光客で賑わう「えびの高原」が見えてきた。
地をはうように枝を伸ばすミヤマキリシマ
山を下るにつれ、またミヤマキリシマが花を咲かせ始めた。
15:30 えびの高原 バス乗り場
高千穂河原へ帰るバスの時間の都合上、えびの高原では、ミヤマキリシマをじっくり見ることはできなかったが、辺り一面に満開の花がそこにはあった。
ミヤマキリシマとカラクニ岳
ビジターセンターの係りの人の話では、えびの高原~高千穂河原コースで約5時間。逆の高千穂河原~えびの高原コースで約6時間。えびの高原に向うバスに乗り遅れたが為に、逆コースを辿ったわけなのだが。すでに咲き終わった所から、満開の場所へとクライマックスを最後に持っていくことが出来、まるで花火大会のスターマインの様であり、いい花見登山の演出ができたのかもしれない。
所要時間:約6時間
距離:約11km
標高差:約730m
歩数:24387歩
追記 (ミヤマキリシマについて)
ミヤマキリシマは、霧島山の代表的な植物の一つで、ツツジ科の植物です。高さは50cmくらいのものが多く、横に広がる性質があります。高木林や、おい茂っている低木林の中では生育がむずかしいようです。花の大きさは約3cmくらいで、色は紫紅色が多く、なかには桃色、淡紅色もみられます。 (公園内縦看板より)

高千穂河原
今回はこのミヤマキリシマを見に、霧島連山縦走に出かけた。予定では、えびの高原をスタート、からくに岳~獅子戸岳~新燃岳~中岳を経て高千穂河原へでる高い所から低い所へ向う比較的楽なコースをとる予定だったのだが、約10分遅れバスに乗り遅れてしまい、高千穂河原~えびの高原へと向うややキツメのコースでの登山となってしまった。
9:30 高千穂河原を中岳へ向けてスタート
天気は曇り、本来は見えるはずの高千穂峰は雲の中に隠れてしまって雄大な姿を見ることはできなかった。6月3日の時点で、すでにこの辺りのミヤマキリシマはほぼ散っていた。途中でリリィちゃんという毛並みのいい犬を連れた婦人と出会う。

高千穂峰とリリィちゃん
リリィちゃんにも山の気持ちよさがわかるらしく、風に毛をなびかせ気持ちよさそうにしている。
10:24 中岳到着
霧島らしく霧に包まれ、風速10mは越すような強風に吹かれつつ先へと進む。この辺りもミヤマキリシマはすでに終わっているようだった。新燃岳に近づくにつれピンクのかわいらしい花を付けた背の低いミヤマキリシマが姿を見せはじめる。
10:55 新燃岳到着
向かいから来るハイカーが「すごい風ですね!!」と声を掛けてくるくらいすごい風が吹き続ける。ゆうに風速10mはあっただろう。新燃岳山頂からいつもは見えるエメラルドグリーンの火山湖が霧に包まれていてほとんど見えない。

新燃岳山頂のミヤマキリシマ
反対側には、風から身を守るかのように、花を付けるミヤマキリシマの小さな塊がうっすらと見せてくれる。幻想的な中に咲くピンクの花は美しかった。

少しだけ咲いていたミツバツツジ
新燃岳から獅子戸岳へ向う。この道は数週間前はたくさんのミツバツツジが花を咲かせ、ピンクの花のトンネルを作っていた場所だ。ちょっぴり花は残っていたが、あの時の面影はなかった。
11:30 新燃岳、獅子戸岳分岐にて昼食
やや背の高い木が多く、風も収まってきたので、早めの昼食をとった。いつもながら思うのだが、山歩きをしていての昼食ほど美味いものはない。自然という天然の添加物はコンビニ弁当を究極の弁当へと調理してくれる。
12:14 獅子戸岳到着
獅子戸岳山頂に近づくと、ミヤマキリシマの背も高くなり、咲いてる花も増えてきた。大きな茂みいっぱいに咲くピンクの花は本当に可憐で美しい。花がたくさん咲いているだけあって、たくさんのハイカーで賑わっていた。


獅子戸岳からからくに岳のコースは山の様相もガラット変わる。大きな落葉樹の林になり、新緑の緑が美しい。そして森を抜けると、霧島連山で最高峰となるからくに岳へのがれ岩の登山になる。
14:10 からくに岳到着
多くのハイカーで賑わっているが、標高が一番高い為だろうか、ミヤマキリシマはまだ花を付けていなかった。バスの時間があったので、そそくさと山頂を後にした。だんだんと霧島観光でも多くの観光客で賑わう「えびの高原」が見えてきた。

地をはうように枝を伸ばすミヤマキリシマ
山を下るにつれ、またミヤマキリシマが花を咲かせ始めた。
15:30 えびの高原 バス乗り場
高千穂河原へ帰るバスの時間の都合上、えびの高原では、ミヤマキリシマをじっくり見ることはできなかったが、辺り一面に満開の花がそこにはあった。

ミヤマキリシマとカラクニ岳
ビジターセンターの係りの人の話では、えびの高原~高千穂河原コースで約5時間。逆の高千穂河原~えびの高原コースで約6時間。えびの高原に向うバスに乗り遅れたが為に、逆コースを辿ったわけなのだが。すでに咲き終わった所から、満開の場所へとクライマックスを最後に持っていくことが出来、まるで花火大会のスターマインの様であり、いい花見登山の演出ができたのかもしれない。
所要時間:約6時間
距離:約11km
標高差:約730m
歩数:24387歩
追記 (ミヤマキリシマについて)
ミヤマキリシマは、霧島山の代表的な植物の一つで、ツツジ科の植物です。高さは50cmくらいのものが多く、横に広がる性質があります。高木林や、おい茂っている低木林の中では生育がむずかしいようです。花の大きさは約3cmくらいで、色は紫紅色が多く、なかには桃色、淡紅色もみられます。 (公園内縦看板より)