そぜりんの備忘録 -2ページ目

そぜりんの備忘録

キツく結んだ靴紐が胸をキュンとさせる

皆さんは「痔ろう」という病気をご存知ですか?

私は自分がかかるまで聞いたこともありませんでした。

大半は手術でしか治らない病気であり、また誰もがかかる可能性のある大変恐ろしい病気となっております。

 

いぼ痔・切れ痔は比較的有名で、症状も何となく予想がつきますが痔ろうとは一体何なのか。

簡単に言うと、「お尻の穴が増えちゃう」ということです。

誰にでも肛門の中に小さな窪みがあり、普段はここに便が入ることはありませんが、下痢っぽくなるとどうしてもこの窪みにも便が入ってしまい、結果としてここで雑菌が繁殖し膿になりその膿が日に日に溜まっていきます。

(膿が溜まった状態を「肛門周囲膿瘍」と言う。)

膿が溜まるととんでもない激痛が襲ってきます。

これを読んでいる方がもし上記症状に当てはまるなら、急いで肛門科に行って切開→膿の摘出をしてもらってください。

医者は「薬で様子見」とか言い出すかもしれませんが、胸ぐら掴んででも摘出してもらってください。今後のためにも・・・

 

溜まった膿が皮膚を突き破って体外に出てくると、痛みはとりあえず治まります。

が、「肛門の窪みから、膿が出てきた穴までのトンネル」が身体に残ったままになっています。この状態を「痔ろう」と言うようです。

一度トンネルが出来てしまうと、基本的には手術しか復旧の余地はないようです。

また、膿が出てしまってもトンネルが残っているとまたすぐに膿が溜まって痛みが再発してしまいます。

必ずお医者さんに診てもらってください。

 

私はこのブログを書いている1日前に膿が出てきてしまいました。

今日病院に行きましたが、案の定「薬で治るかも」みたいな事言ってました。もう誰も信用できません。

誰か助けてください。

 

 

将来の自分へのメッセージとして、何らかの検索でこのブログに辿り着いた方へのメッセージとして、他人事だと笑っている皆さんへの警鐘として、このブログを執筆します。

 

以下、私が痔ろうになるまでの足跡です。

 

~事の始まり~

5/13(土)

朝から下痢が止まらない。

少しだが身体がだるい。

この時点で胃腸炎の到来を予感。

念のため、ここ数日一緒に食事した同僚に連絡を取ってみるも、「何ともない」との返信。

単なる思い過ごしであることを願いながら就寝。

 

5/14(日)

予感は的中。

熱は39度以上あり、下痢も止まる気配が無い。

一日の半分以上をトイレで過ごした。

 

5/15(月)

熱は下がっていたので何とか出社。

仕事の合間合間にトイレで下痢をする。

2日前に「何ともない」と言っていた同僚も同じ症状とのこと。

やはり何か当たったのだ。

ただ、熱は下がっていたのでそこまで危機感は無く、病院には行かなかった(←ミスチョイス!)

 

5/16(火)

まだ下痢は出るがそこまで頻度は高くなくなってきた。

同僚は病院に行ってきたようで、やはり「急性胃腸炎」と診断されたとのこと。

点滴と何故かCTスキャンまでされて、治療費1万円に憤慨していた。

 

 

5/17'(水)

もうすっかり何ともない。

下痢も出ない。

下痢しまくったせでお尻が少しひりひりするくらいだ。

 

 

5/18(木)

最後の平穏な日。

 

 

~激痛に耐える毎日~

5/19(金)

給料日。

お尻の痛みが先日より増している。

ヒリヒリどころではなく痛い。

立ち上がるとき・座るときに痛みを感じるようになった。

この日は給料日+金曜日ということもあり、同僚たちと焼肉を食べに行った。非常に旨い。

ただ、帰り道の頃になると歩くのも痛かった。

 

 

5/20(土)

寝るときもお尻が痛い。全く眠れた気がしない。

明らかに様子がおかしいため、朝一番で最寄りの肛門科へ。

症状を伝え、ベッドに横になりお尻を出す。

恥ずかしさよりも痛みが勝っていた。

医者は容赦無くお尻の穴に指を入れて触診していく。

結果、

「下痢のし過ぎで肛門の粘膜が傷ついている。抗生物質と痛み止めと胃薬出しときます。」

とのこと。

痛み止めは、錠剤のロキソニンと、肛門に注入するタイプの薬の2種類。全て4日分ずつもらった。

4日も耐えるのか・・・ とも思ったが、今思えば甘い考えだったことに気付く。

兎にも角にも早くこの痛みをサヨナラしたかった。

帰って急いで薬を飲む&注入。

数時間経っても全く効いている気がしない。

そもそもロキソニンって尻の痛みにも効くのか?

肝心のお尻に注入するタイプの薬も効いている気はしないが、今はこれしかすがるものがないため投薬を続ける。

 

 

5/21(日)

痛い。痛すぎる。

相変わらず眠れない。

何をしてても痛い。

この痛さは常時発動型のパッシヴスキルで、特定の条件を満たすと更に痛くなります。

 

痛くなる条件として、

・座るとき、立ち上がるとき

┗最悪です。生活の中でも結構な頻度で行うアクション。これが苦痛に変わる。

 

・トイレで用を足すとき(大小問わず)

┗これも激痛です。しかし避けては通れない道なので、トイレで一人泣きながら用を足します。

 

・階段降りるとき

┗歩いたりしてても常に痛いんですが、階段降りるときは別格の痛みでした。

 

などです。

日常の何気ないアクションが地獄に変わります。

できることならもう二度と味わいたくない。

 

そしてやっぱり薬も効かない。

ベッドに横になって症状を色々調べてみると、「肛門周囲膿瘍」という症状に行き着く。

  >痔瘻(肛門周囲膿瘍)とはどんな病気か

 >直腸、肛門部の感染症です。昔は結核(けっかく)による病気とされていました。直腸、肛門周囲にうみがたまった段階を肛門周囲膿瘍といい、たまったうみが排出され、結果として直腸、肛門と交通のある難治性の管ができてしまうと痔瘻といいます。

 

>痔瘻(肛門周囲膿瘍)の症状の現れ方

 >肛門周囲膿瘍になってうみがたまると、39℃からひどい時は40℃以上の発熱となります。うみがたまった部分が腫脹(しゅちょう)し、皮膚表面が発赤する場合もあります。また、夜も寝ていられないほどの激しい痛みが生じます。
 表に破けたり、肛門のなかに破けて出口ができればうみが出て、腫脹、痛み、発熱などの症状はなくなります。うみの出口ができると、そこから排膿して下着が汚れたりします。出口がふさがって治ったかと思っていると、またうみがたまって破け、うみが出るということを繰り返します。

gooヘルスケアより転載

https://health.goo.ne.jp/medical/10H20800

 

 

まさにこれだ!

「夜も寝ていられないほどの激しい痛み」

その通りです。

下痢しまくった影響というのも納得です。

ネットで調べてみると、「一刻も早く切開して膿を出すべき」との意見が続々と出てきます。

先日行った肛門科が薬しか出さなかったことに腹が立ってきた。

とりあえず尻は痛い。

眠れないけどさっさと寝ることに。

 

 

5/22(月)

なんだか熱っぽいけど計ったら余計しんどくなるので出社。

相変わらず痛い。仕事にも支障が出るレベル。

歩くだけでも痛いので、歩行速度は普段の半分くらいになってました。

仕事終わり、急いで最寄りの肛門科へ。

薬を4日分しか貰っておらずあと1日分しかないし、そもそも薬が効いている気がしないからだ。

病院で事情を伝える。ネットで調べたことも話してみるが、やはり投薬の方向で話は進む。

先日と同じ薬を追加で1週間分と、患部に塗り込むゼリーのような薬(局所麻酔としても役割を果たすらしい)を貰う。

が、新しく貰った薬も残念なことに効き目は感じられず。

帰宅後、朝よりは熱が下がっている気がしたので一応計ってみると、なんと38度あった。朝は何度だったんだ・・・

そもそも尻が痛すぎて熱どころではない。

 

 

5/23(火)

まだ痛みは続く。というか、痛さが日に日に増しているような気がする。

この辺りで気付いたのだが、肛門の周りが明らかに腫れている。

今まで30年近く、大便をする度に肛門を拭いてきた自分の手は何より信じられる。明らかな違和感だ。

とりあえず出社。とにかく痛い。

歩く速度が遅すぎるため、自宅~駅・駅~職場で膨大な時間がかかることが予想されるため、自転車で通勤している。

自転車も痛いが、まだ耐えられるレベル。勿論座らずにALL立ち漕ぎだ。

 

この日は会社帰りに昨日と違う肛門科へ。

とにかく楽になりたかった。膿を出して欲しい。

医者に症状を伝え、「切開してほしい」と告げるも、

やはり抗生物質で様子を見ることに。

医者が言うには、「抗生物質で治る可能性がある。手術しないで済むならそれに越したことはない。」とのこと。

発熱もあること、もうかれこれ4日も痛みと格闘していることを伝えるも状況変わらず。

言ってることは分かるが、もはやそんな次元の話ではない。痛すぎる。

医者は自分が痛いわけではないからと少し他人事が過ぎるのではないか?

全ての医者がそうだと言うわけではないが、少なくとも私が診てもらった二人はそういう風に感じた。

 

追い打ちをかけるように「1週間薬で様子を見て、駄目だったら切開しましょう。」と医者は言う。

1週間・・・!1週間もこの痛みと戦うくらいならいっそ死んだ方が良い気がしてきた。それくらい痛いのである。

 

とりあえず、ここでも薬を貰う。

やはり抗生物質と痛み止めと胃薬だ。

注入するタイプの薬まで同じである。

効かないのは分かっているが一応投薬。やはり効かず。

 

 

5/24(水)

相変わらず痛い。

懲りずにネットで調べてみると「肛門周囲膿瘍はすぐ切開しましょう!」と謳っている病院が大阪にあった。

これだ!ここしかない!!

昼休みに急いで電話。症状を伝え、切開してもらうことは可能か質問。

すると予想外の返答が。

「切開することは勿論可能ですが、当院は保険適用外となっているため、初診料+切開費用で7~8万円ほど必要になりますが」

とのこと。

7~8万・・・!高い・・・!少なくとも簡単に出せる額ではない。

今にして思えば、ここでお願いしておくべきだったのだが、やはり金の魔力は恐ろしい。

高級ソープ並の値段を提示された私は、諦めて別の道を探すことにした。

が、もはやどこが頼れるのかも分からない。

痛みと戦いながら、この日も眠れぬ夜を過ごす。

 

 

~症状の進行~

5/25(木)

やっぱり痛い。更に雨が降っている。

昨日までは晴れていたので自転車で通勤していたが、流石に雨では厳しい。

諦めて電車で向かうことに。

予想はしていたが歩くのに予想以上に時間がかかる。

普段と同じくらいに家を出たのに、会社に着いたのは時間ギリギリだった。

 

帰り道、これまでで最高潮くらいの痛みになる。歩くのもやっとのレベル。

近所の肛門科に行って無理言って切開してもらおうとも思ったが、木曜日は午後休診だった。

全く運が無い。

諦めて帰宅。

月曜日からずっとそうなのだが、家に帰ってから一切座らないようにしている。

立ったまま夕飯の用意をして食事。そのまま風呂に入り、そしてベッドに横になる。

座るときの痛みは本当にキツいのである。

 

いつも通り立ったまま食事をする。

便意を催したため、意を決してトイレへ。

トイレでパンツを下ろすと、何やら違和感が。

パンツの内側が何やら汚れている。

一瞬「漏らしたか!?」とも思ったが、何やら違う。

今までネットで調べた情報が頭を駆け回る。

そう、膿が出たのである。

トイレットペーパーをお尻にあてがってみると、ベチャベチャと血液混じりの膿が大量に出ている。

「薬で治る可能性がある」と医者は言ったのに易々と裏切られ結局膿は出てしまった。

自分の惨めさや症状が悪化したことへのショックなど色々な感情が交じって涙が止まらなかった。

途中からTwitterも見る気が起きなくなった。

汚れてしまったパンツは捨て、とりあえず風呂に入って尻を綺麗にする。

自宅のトイレにウォシュレットが無いことをこれほど憎んだことは無い。

 

とりあえず綺麗になったが、まだまだ膿は出そうである。

ネットで調べてみると、様々な対処法が見つかる。

ガーゼをあてがったり、生理用のナプキンを使用したり、などなど・・・

とにかく何らかの対処をしなければ家中のパンツが使えなくなってしまう。

尻にトイレットペーパーを挟み、急ぎ足でドラッグストアへ。

そういえば痛みは無い。膿が出たことで痛みは無くなったのが不幸中の幸いである。まだ違和感はあるが・・・

生理用ナプキンを買う度胸は自分には無かったので、男性用の尿漏れパッドとボクサーパンツを購入。

とりあえずこれで何とかなりそうな気はしてきた。

 

帰宅後、早速尿漏れパッドを装着。

今までに味わったことの無い感覚だが仕方ない。

こいつの吸収力に全てを懸けて眠りについた。

久しぶりによく眠れた気がする。

 

 

5/26(金)

このブログ書いてる日です。

ベッドから立ち上がるときに痛みが無いことがこれほど素晴らしいと思ったのは初めてだ。

おしっこをしても痛くない。素敵。

 

尿漏れパッドを装着し職場へ。

同僚に「今日は普通に座れるんですね」と早速見破られる。

痛みは無くなったが症状は悪化したことを伝えると、なんとも複雑そうな表情をしていた。

 

仕事終わり、急いで最寄りの肛門科へ。

昨日膿が出てきてしまったことを伝える。

「薬では追いつかんかったか・・・」と呑気な事を言っているのを見ると流石に殺意が湧いてくる。

膿が出てきた穴を消毒してもらい、ガーゼを当ててもらう。

「消毒するので明日の朝も来て」とのこと。消毒には必要性を感じるため、明日も行くことに。

手術について訪ねたところ、「薬で膿までのトンネルが閉じる可能性があるので、抗生物質飲みましょう」との回答。

またか・・・。あまり信用できないが、やはり手術には抵抗があった。

痛みが無くなった今、目先の安心に気を取られているのは分かっているのですが、怖いものは怖い。

まぁこれから何度か病院には通うわけだし、少しずつ詰めていこうと思います。

 

 

 

 

~最後に~

非常に長くなりましたが、最後まで読んで下さった方ありがとうございます。

ご意見、ご質問などはコメント頂ければ幸いです。

 

これを読んだ方が、この痛みと戦わなくて済むことを心よりお祈りしております。