家の近くでガビチョウが鳴いています。

ガビチョウは中国からの外来種で、

大陸の鳥らしく、大きな声で主張するのが得意です。

 

 

 

数年前まではウグイスが

可愛らしい声で春を告げてくれていたのですが、

声の大きい種には勝てないらしく

今はガビチョウがいない隙に、けなげに鳴いています。

 

家の周りの小さな自然でも生存競争が繰り広げられているわけです。

 

これも生物多様性よねと眺めていたところ

 

環境省のHPでは

「生物多様性とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。

これらの生命は一つひとつに個性があり、

全て直接に、間接的に支えあって生きています」

 

と書いてありました。

 

動植物の外来種には様々な問題点もありますが

生命は一つひとつに個性があり、

全て直接に、間接的に支えあって生きている。

 

と考えると

私達も生まれた時から一人一人多様性を持っており

お互いに全く違う生き物と認識してみるとしたら

言葉を尽くして自分の気持ちを伝える努力が必要になる、と感じます。

 

 

そして家族の間であっても

完全にわかり合うことは出来ないので

生物多様性の一部である私達が支え合って生きている。

くらいの距離感でいる方が

お互いに楽になれると思います。

 

 

わたしも夫に対しては時に、

彼は外来種かも知れない。

くらいの感覚で

文化、習慣の違いを話し合い

譲歩し合っています。

(日本の人です)

 

 

未だ夫と領土問題は解決していないのですが

(同じ部屋に寝室があるので少しでも土地を広げたい)

 

 

違う種の夫は

私の視野を広げてくれて

思い込みも外してくれます。

 

 

今後も自分だけの考えで完結しないように

自己満足で終わらないように

積極的に違う価値観の

人達と交流していきたい

と思います。