僕たちの出会いについて書こうと思います。


ある夏の暮れ、僕が行き着けのイタリア料理店へ行った時のこと、店に入ろうとすると、建物の陰で何か蠢くものが見えました。

ボロボロの格好をした少年がゴミ箱をあさり、残飯を探していたのです。

それがのむらさんとの出会いでした。


僕は彼を店の中へ入れ、シェフに「こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですがかまいませんね!!」というと、先に店にいた男性が自分のテーブルに運ばれた出来立てのスパゲティ無言で差し出しました。

この男性こそがJ君でした。


「面目ねぇ…面目ねぇ…、死ぬかと思った、もうダメだと思った」と夢中でスパゲティを頬張るのむらさんを見て僕は思ったのです。

こんな奴を見ながら食事はできない、と…。


この後、僕は別の店でラーメンを食べて帰りました。

そして次の朝、Soy Source Museumu結成のカギとなる事件が起きるのですが、それはまた別の話…。




いとう