フィリピンに来て、3日目。
今日は土曜日で学校はお休み。授業がスタートする前に初の休日となりました。

私が来ているGKfarmはマニアから車で3時間ほど北へ移動した、田舎にあるコミュニティビレッジです。世界各国から社会企業家が集まり、より良い社会創造のためのビジネスを施策する地区として世界的に有名だそうです。全団体共通の食堂には、地元の村人はもちろん、私のような日本人や、(どんなことをしているのかよくわからないけれど)白人の方々なんかも多く見かけます。


英語が少し上達したら、もっともっと、彼らとも絡んでいきたいなと密かに狙っている今日この頃です。



さて、そんな今日は、学校が主催しているスタディツアーに参加してきました。



フィリピンのマニラ郊外のゴミ山にいって、「スカベンジャー」と呼ばれるゴミ拾いを生業としている人々の家庭へ訪問するというものでした。スタツア実施にあたっては、フィリピン国内でスカベンジャー支援を行っている別の団体の方にアテンドしていただき、ゴミ山周辺のスラム街で長らくプレスクールを運営されている先生などからも話を聞く機会がありました。


私が訪れたスラムの隣にあるゴミ山には、マニラ中から1日600トンものゴミが運び込まれてきているそうです。フィリピン政府は対外的には環境問題を理由にゴミの焼却をしないという方針を出しているのですが、本音の理由としては人口の大部分を占める貧困層の食い扶持を確保するためゴミを焼却せず生きる糧として提供しているということらしいです。


スラムに住む多くの子供達はそれはもう元気で、ガラスや犬猫の糞がたくさん落ちている道を素足で飛び回って遊んでいました。フィリピンでも、アルゼンチンでも、タイでも、エジプトでも、きっとどこでも、行って思うのは、子供達が一番タフだということ。どんな環境でも彼らは遊び、笑うのでしょう。それがどんなに過酷な環境でも、どんなにこちら側が「恵まれない」と思っていても、彼らは大部分きっと笑顔なのでしょう。それが彼ら子供たちの生き方なのでしょうか。サンプルが少ないのでなんとも言えないのですが、今日、初めてスラムと呼ばれる場所を訪れて思いました。



スラムがいいとか悪いとか、フィリピン政府はもっとこうするべきだとか、そんなことはおこがましいことはとくに思わなくて、ただただ、子供元気だなーと思って帰ってきました。


今日お伺いしたお家のうち、一つのお宅には立派なナイキのバスケットシューズと大きなスピーカーを二台据えたテレビがありました。どちらも「ギフトよ」とのことですが、私が創造していたよりもしごく真っ当な生活を送っている方もいるようでした。(もう一つのお宅は、創造通り、とでもいうべきお宅でしたが。)


なににつけても、ステレオタイプの通り一辺倒の考えや見方は、いろいろとミスリーディングの引き金になるのだなと、改めて考えさせられました。


スラムに住んでいるから、きっと、こう
フィリピンっていう国は、きっと、こう
途上国支援をしている人たちって、きっと、こう
関西人て、きっと、こう
私って、きっと、こう


そういったものからもっと自由になって、「きっと、こう」、から、「私が見た限りは、こう」、を増やして行きたいなと思います。
まぁ、それか旅に出た一つの目的でもありますしね!



そんなこんなで、三日目終了です。


明日は1日オフなので、ビレッジ内を散策して格好の読書スペースを見つけにいきたいと思います⭐︎