少し時間が空いてしまいました。
最近、人生初の写真集作りに没頭していて、その準備に作品作りに追われています。
できれば毎日書きたいんだけど、気まぐれ更新になることお許しを。


なんとなくの衝動ですが、
ここいらで一度整理しておこうと思います。
私が出会いを書く理由。

備忘録的な側面もあるのでかなり私的なことですが、そもそもブログ自体私的なもんだから、いいよね。ね。





私にとって旅の一番の目的は人に会うことです。他にもたくさん旅が好きな理由はあるけれど、一言で言うとそうなります。もともとの知り合いだったり、同じ旅人だったり、現地の人だったり、会う人は誰でもいいのだけれど、旅での出会いや再会は旅最大のアクティビティだと私は思っています。


ここで誤解されたくないのが、私はべつに「人との出会いが自分を高めてくれる」とか「視野が広がる」とか、そんな説教じみたことを言いたいわけではなく、単純に純粋に、それが私にとって一番楽しいと感じることだから、私は人に会いに旅に出るのです。


サッカーが好きな人が競技場に行くように、
登山家が山にいくように、
音楽が好きな人がフェスにいくように、
私は人と会うことが好きだから旅にでます。


旅に出なくても人には会えるじゃん!と思ったそこのあなた。正解です。会えます。世の中、自分以外は全て他人です。日本にいてもご近所でもおもしろい出会い、素敵な出会いはたくさんあります。私もそれは知っていますし、もちろん日々アンテナは張っているつもりです。


では、なぜ旅に出てまで人に会いに行くのか。

それは、そこでしか、旅でしか出会えない人がきっといると思うからです。自分の行動範囲を広げれば広げた分だけ多種多様な人間に会うことができます。自分とは全く別の感覚をもった人、むしろ全く同じ感覚をもった人、今まで出会ったことのない類の人。大人に子供に女に男、またはそれ以外。
私が住んでいる千葉という枠、日本という枠を超えて、地球全体を視野にいてれ人間に会いにいきたい。
出会いを求めてボーダレス 人間だもの りかこ



例えば、サッカーも試合が見たいならJリーグを見ればいいし、サッカー自体を楽しむことはなにも外国に行かなくてもできますよね。でも、プレミアリーグを見るとなるとそうはいかない。生でマンユーの試合が見たいと思ったらやっぱり行くしかない。Jリーグで満足できるか、プレミアリーグまで見に行きたいか、その違いくらいなんです、そんなもんなんです、実際。


サッカー好きのマンユーのごとく、
レゲェ好きのジャマイカのごとく、
サーファーのノースショアのごとく
出会いフェチは、人に会いに、世界にでます。




少し話はずれるのですが、旅に出る、それも長期で旅に出ると言うと「なんで?」と理由を聞きたがる人が多いのはなぜなのでしょうか。こちらが聞きたい『なんで?』って。旅が好きだからですと答えても、納得せずに重ねてなんで?を繰り返す人、多すぎませんか?

もうね、そんなの聞かれたら私、
イーー!!!ってなる。
え、それ必要?みたいな。
好きだからだってば!って。

だって、サッカーが好きな人に、
なんで?ってあんまり聞かなくないですか。
「サッカーが好き」って言ったら
「あ、そうなんだ、俺も!」とか、
「あ、そうなんだ、俺は野球派。」
とかで会話終わりますやん。


なぜそれがサッカーから旅になると、途端になんかこうそれっぽい理由が必要になるのでしょうか。最近の疑問というか愚痴です。旅が好きな理由なんて全部言い出したらキリがないし、聞いているあなたの方が絶対飽きますよ。旅が好きな理由も人と会いたい理由も、すべて経験則で好き、なんだから。エピソードすべて聞かせたろか、みたいな。


もちろん、エピソードをすべて話すことはできないので、私はほそぼそと備忘録のように書いているのです。これまでの出会いと旅のことをつらつらと。そしてこれからも、きっと。

私の文章を通じて、旅の魅力、人と出会うことのおもしろさ、日本中・世界中にいる人間自身の魅力とおもしろさ、そんなことを感じてもらえたらいいなと思って私は書いています。書きたいと思います。


「書く」という行為は、私にとって一番身近で親近感がある表現方法であり、そして最もエキサイティングな挑戦でもあります。なにかを書いている時間が一番落ち着き、かつ一番興奮したりします。冷静と情熱の間。賢者タイムと発情期。

その解釈の多くを読者の想像に委ねる文章という一種のアートの中で、私は自己を認識し、自己に挑み、表現していきたいのです。

その挑戦の題材として、旅と出会いを据えました。私が一番好きなことを掛け合わせたらどうなるか、シンプルな欲求とでもいいますか。シンプルな挑戦とでもいいますか。私は旅を書いていきたいと思います。



言葉に素直に、ナチュラルに。

出会いを書いていきたいと思います。




カイワレ。