息子がこの病気になり、私の友人関係にもやはり多少の影響が
出てきました。

発症すぐの頃は、付きっきりで片時も傍を離れられず、
友人の誘いも断り、しばらく誰にも会えませんでした。
現実的にも無理だし、気持的にもとても無理でしたね。


その頃は薬も多く、親もこの病気の勉強理解もまだ少なく
変わリ果てた様子の息子と(今から思えばかなり副作用のせい)
一緒にいること自体が辛くて、30分でも一人で外出したい、
逃げだして元の世界に身を置きたい、そんな思いで一杯でした。


ところが、たまたま一人で外出できる事があると、
その時はただ涙がボロボロ流れてきてしまいました。
車の中では思いっきり泣いていましたし
街の中でもうつむき涙を流しながら歩いていました。


それから2年、息子も減薬とともに落ち着き、以前の息子らしさを
取り戻し、私ももう泣くことも稀になりました。
私の友人関係も少しずつ再開しています。

その中でも近所の友人達との付き合いに関しては
(これは自分のメンタル的な健康のためにも)
何とか継続しなければと細々と続けています。


その友人達には息子がメンタル系のトラブルがあり薬を飲んでいる事は
話してあり、皆良い人たちで、その事に関してはそっとしておいてくれます。
彼女たちと屈託のない話をして、つまらない事で笑ったり
映画の話などをするのが、私にとっては大事なリフレッシュの時間です。


けれど、どうしても友人達とのその境遇の差を

否が応でも知らされてしまう事があります。


先日も友人のお子さんの結婚が決まった話になりました。
そのお子さんのことも小学校の頃から知っていて、
その話を聞いた時は、私まで何か嬉しくなり、
出来ちゃった婚で、秋には赤ちゃんまで生まれると聞き
わくわくするような明るい気持ちになりました。


ところが家に帰ってきてしばらくしたら、何故かしばらくぶりに
涙が出てくるのです。
無理して自分の気持ちを偽っていたわけではないのですが。。。

知らず知らず思いがけず涙があふれてしまった、
その事自体が辛いなあ~と思いました。


(これは2006年春、エビリファイ開始前のものです、友人には可愛いお孫ちゃんができました^^)