天鏡閣へやってきました
1907年・明治40年
有栖川宮威仁親王殿下が東北を御旅行中、
猪苗代湖畔を巡遊した際に風光の美しさを賞し
当時の県知事平岡定太郎の勧めもあり、
猪苗代湖を望む高台に
御別邸を建設することを決定しました
諸外国からの使臣や貴賓を
お招きするための目的もあったようです
1908年4月
雪解けとともに起工し同年8月に竣工
白亜の洋館
天鏡閣という名前
1908年9月
皇太子嘉仁親王殿下のちの大正天皇が
翁島御別邸に行啓し、5日間滞在され
その際に天鏡閣と命名されました
これは李白の句・明湖落天鏡に由来しています
では中を見学してみましょう
靴を抜いで上がります
いま、天鏡閣の中にはわたしひとりです
天井には漆喰で彫刻した中心飾
シャンデリアも豪華です
猫脚のビリヤード台
昭和54年2月
天鏡閣本館、別館、表門が
国の重要文化財に指定されました
東宮(昭和天皇)、同妃殿下が
新婚旅行として滞在されたそうです
本館はルネッサンスを基調とした
木造2階建ての明治洋風建築
各部屋にある暖炉が印象的でした
大理石のマントルピースはイギリス製の
マジョリカタイルで装飾されています
主にチューリップをモチーフとしたデザイン
最上階
磐梯山
天皇陛下と雅子さまもいらしたんですね
ご使用された鍬と肥料入れ
貴族の衣装を借りて、
館内で写真撮影できますよ 笑
いやー
見応えありました
猪苗代湖が見える場所まで歩いてみます