人に注意や指摘をされると
長い間かなり気になってしまうから
自分はキツく言うことが出来ないでいる

例えば私のベッドと異邦人
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友達が自分のベッドで寝転んだとして
頭側に足を置かれても
何も言うことができず
黙ってベッドと足の間に布を敷く

ベッドの頭側に置かれたコップが
ゆらゆら揺れる友達の足にあたり
コーヒーをこぼした挙句
近くにあった小説や漫画が
コーヒーに浸されたとしても
僕は怒れないし
「あぁ、大丈夫だよ。コーヒーに浸されてもこの小説は読むし中古だから。それにコーヒーの匂い、好き」
などと本に染みをつけた
相手の心のケアまでしてしまう
(もちろんそこにあった本の全てが中古であるわけではない)

でもこのコーヒーの染みは
ベッドの頭側に足を置かれたことや
コーヒーを溢された事を思い出させたし
小説の読み始めには実際に読む気を抑制させた

この話に救えるところがあるとしたら
カミュが著作した【異邦人】という小説が良かった事と
自分がコーヒー好きだったというところだけか