今回は捺染での型の不具合による事故です。
型に傷があったり付着物があったりするとその部分が染まらなかったり色が違ったり、濃くなったりと様々な事故が起こってしまいます。
今回はこのように色が染まらずに型の同じ箇所に一反分(13メートル)ずっと色抜けが発生しています。
これを「染抜けが送りで出ている」といいます。
着物を直しに出すときに機会があれば使ってみてください( ^ω^ ) できる奴っと思われますよ。
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生地が生成りなので地色の緑よりやや青みの強い色で地直ししていきます。

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糸一本一本に染料を染み渡らせる様に細かく筆先を動かしながら作業を進めます。

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色の指しムラをチェックして薄い部分を差し込んでやれば、

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一ヶ所完成( ^ω^ ) 印を戻しておかないと・・・。

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この部分見えるかな?印がないところなのでわかりづらいかも。途中でめんどくさくなったのか印、貼ってくれてないんだもんな(;^ω^) まぁ貼ってたらシール何百枚いるんだろう?

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この筆先の部分が染抜けしています。

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ここも送りで一反丸々染抜けがあります。とりあえずヌリヌリしときましょう。

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これでここも完了!!

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ここもヌリヌリ( ^ω^ )

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これを延々やって行きます。地味~な作業です(;^ω^)
合計6反やり終えて納品しました。疲れたよ~!!





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