子供の新学期や入学の用意で仕事より忙しいぜんきちです(;^_^A
さて今回は柄の真横に黄変がある作業的に難しい商品が来ました
何が難しいかというと柄の真横なので薬が少しでも滲むと柄の色が変色し後の直しが
大変になってしまいます
うまく出来るでしょうか、出来るように工夫をしなければなりませんね
筆に薬を含ませてよくティッシュで拭います。
この状態で黄変だけを薬を滲ませないように慎重に塗っていきます。
塗る量が少ないと黄変が抜けないのでその加減にも注意しながら
作業を進めていきます。
下は薬を塗り終わった状態です
加熱処理を終えた状態ですが、やはり濃いところはまだ残りますね～
近くで見るとこんな感じです
とりあえず一度中和処理をします。
柄の横はビビッているのが丸分かりですね
薬の量が少なかったみたいです
今度はしっかりと薬を塗ってやります
私がビビリなのがばれてしまいましたね
二回目できれいに黄変が抜けました
後は抜けて白くなったところを大好きな地直しをしてやりましょう
地色よりやや黄色い色を作って筆でムラにならないように塗っていきます
これで完成です
一応周辺の画像も撮っておきました
場所は上前の胸辺りです。
今回は柄に薬が滲まなかったので手間がかからなくてよかったです(ｰ｡ｰ)
これでこの着物もまた気持ちよく来てもらえるようになりました
めでたしめでたし
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