いつものように鍵穴に鍵を差し込み廻そうとするが。。。。。回らない。
色々と格闘するも 開かない。
一体、何が起こっているのか理解ができない。
我が家の鍵はダブルロックになっている。
片っ方は「カチャ」っと小気味良い音を立てて回る。
が、もう片っ方は ウンともスンとも言わない。
どうすることもできず、パートナーが大家さんに電話をしてくれた。
大家さんは出先にも関わらず、すぐに来てくれた。
本当に感謝である。
この大家さんは、住人を本当に大切にしてくれる。
私たちに対しても、一生懸命、日本語を覚え
今日も会うなり「オゲンキデスカ?」と挨拶をしてくれた。
「え~~、日本語 勉強したの?」と聞くと「ハイ、スコシ」と会話になっていた。
たくさんの工具を持って現れた彼は、鍵の具合を見て一言「壊すしかない」と。
「明日には新しい鍵を準備するので、今、この鍵を壊して穴が開いた状態で
一晩過ごすことになるが良いか?」と確認をしてくれた。
「はい」と言わないと、私たちは家に入ることができない。
で、「オッケー!」と了承。
たくさんの工具の中から電気ドリルを取り出し、鍵の破壊に掛かる。
隣りの騒音青年もビックリして飛び出てくる。
「押し入るの?」 と軽くジョークを飛ばしてくれる。
大家さんが「ああ、そうさ。 押し入るための道具は持ってきた!」と。
ジョークを交わしている。
事情を話すと、自分も工具はたくさん持っているから必要な物があれば
使ってくれと言ってくれ、懐中電灯を持ってきてくれた。
本当にありがとう。
大家さんはドリルの先を数種類変えながら破壊を続ける。。。
ノブをへし折り、ドライバーと金槌で室内側のノブも取り去り開けてくれた。
30分の格闘の末、このようになりました。
明日、留守の間に直しておいてくれるそうです。
アメリカに来てからビックリすることがあるのですが、
修理をお願いすると、大家さんが私たちの留守中に修理をしておいてくれる。
前の家も今回の家も、本当に大家さんには恵まれている。
本当に感謝である。
これがもし、クリスマス・イブや大家さんがクリスマス休暇を取っていたら。。。。。
お家で冷蔵庫の残り物の夕飯を食べながら、自宅で食事ができることの
ありがたさを実感した。
でも、一体何が起こっていたのだろうか。。。。
