さて、予想に反して連休がbusyブートキャンプになりましたので、週明けも週明けまくりの水曜日にお送り致します、エビちゃんCanCam卒業記念シリーズ。
本日は『CanCam』という雑誌が打ち出している発行理念を考察していく所存でございます。
まず皆様に覚えておいていただきたいのは、CanCamとは
『金』
『男』
『合コン』
『玉の輿』
を所望する女子たちの飽くなき挑戦を指南するためのマニュアル本なのでございます。
CanCamをご存知でない方々も、ひとたびページをめくれば、そこにひろがるキラキラフワフワな世界観に、
「なんと女の子らしい!」
と、コロリン騙されることでしょう。
しかし注意深く読み進めると、ところどころに見え隠れするドロリ粘度の高い『欲』に遭遇することとなります。
CanCamキーワードは
『ふわふわ』
『ふわゆる』
『ふわカワ』
『ゆるハーフ』
とにかく『ふわ』とか『ゆる』が所狭し、縦横無尽に散りばめられております。
ただ、『ふわふわ』ならまだしも、『ゆるゆる』という淫靡なキャッチフレーズを決して使わないところに編集部の気概を感じるような気がいたします。
「ゆるゆるエビちゃん」
などと書いてしまえば、即刻、訴訟沙汰な気がするのは私だけでございましょうか。
ましてや『ガバガバ』などもってのほかでございます。
このような比喩を使った日には、決めポーズで煌びやかなモデルスマイルの対局にある、奔放な夜の性生活を暴露したという罪で、天高く馬こゆる秋の空高くCanCam編集長の首が飛ぶことは避けられません。
さて、話を戻しまして、CanCamに垣間見えるドロリとした粘度について考察して参りしょう。
キラキラした誌面には、先ほどの『ふわゆる』などといういかにも脳内偏差値『3』くらいの造語が溢れます。その中に時々『おねだり』というキーワードが出現致します。
例をあげますと、
『クリスマス!恋の段階別おねだリスト』
という特集がございます。
クリスマスに彼におねだりする商品のラインナッツプを特集で組んでいるのです。しかも「2008最新版!」とも書いてございます。毎年この「おねだリスト」を作成しているCancam編集部には一抹もの寂しさも流れないのでしょうか…そこに着目してしまう私も寂しいと思います。
さて。
クリスマスといえばイエスキリストの生誕を静かに祝い祈りを捧げるという厳粛な日でございます。
それなのに、この日本というウカレポンチな島国は
クリスマス
↓
カップル
↓
豪華なディナー
↓
男から女へ豪華なプレゼント
↓
ホテル
↓
バンザーイ!パンパン!(←クラッカー)
という小室真っ青のハイソな流れにしてしまっているということは、皆様も周知の事実でございますね?
Cancamという可愛いふわふわなレディたちは、
「二人で一緒にいれたらそれでいい♪」
とかいう台詞を吐きそうなのですが、本音は全くの逆。
付き合いはじめた当初から用意周到にコトは進められているのでございます。
だいたい「おねだリスト」という完全なオヤジギャグを、「見出しでいける!」と踏んだ編集者は九分九厘モノホンのオヤジだと私は踏んでおります。
さて、回り道致しましたが、次回こそ『Cancam、クリスマス!恋の段階別おねだリスト』を分析して参ります。
