「早く復活してくれないと、引き継げないじゃん。」

本気ではないだろう……。

でも聞いてみる。

「本気ですか?」

「うん、私は本気だよ。でも本社の頭の固い人たちがね〜〜。まだ女だから……。とか言うんだよね」

本社というのは親会社のことだ。


「子宮とっちゃうから女じゃないです。とか言っておけばいいんじゃないですか?(笑)よっぽど、そこらへんの男より考え方は男ですけどねぇ」

「私もそう思う(笑)。妹そっくりだもん。妹も、そこらへんの男より男っぽい」



昔からそうだ、中学のころから先生に男っぽい。と言われてきた。
小学5年のころにはブラジャーしてたから、身体は女にだったが……。
それがとても苦痛だった。
道端で襲われそうになったり、電車で痴漢されたり。

精神と肉体が異なっていた。
でも、性同一性障害とまではいかない。
ただ単に男よりの考え方になっているだけだ。

人形遊びよりも外でかくれんぼの方がいい。
ままごと遊びが苦手なのだ。
少女漫画より、少年漫画。

そんな状態の子はイジメられる。
御多分に洩れず、私もいじめられっ子として生きてきた。

社会に出てからはイジメというものはない。しかし差別がある。

女だから……。

この言葉を何回聞いただろう。
もともと不妊症で子供ができない。
女の人の一番の特権である子供を産むことができないのに、どこが女なのだろうか。

重い荷物も、背筋がそこそこあるしコツを知っているので持つことができる。

立ちションはできないが……普通に仕事する分には男女の差などない。

名称だけが一人歩きする。
看護婦が看護師。
保母さんが保育士。

名前が変わったって、意識は変わらない。

女は子供を産むから……と敬遠する人に言いたい。

自分の将来もらう年金を払ってくれる人を産んでくれるなんて、素晴らしいことだと。

女にしかできないことなんだと。
悔しかったら産んでみろ!と。


私はとても悔しい。女として産まれたのに、子供を産めないことに……。

とても崇高なことなのになぁ。
とても素晴らしい機能なのになぁ。

何故今の世の中は子供を産む道具じゃないとか考えるんだろう。

世の中みんなで子育てする時代に生まれたかったな。