このブログですが、7月の下旬に行った勉強会のことです。

ブログの原稿をお願いして書いてくれたメンバーの方ありがとうございました。

今回、遅れてしまい、この時期に載せさせて頂くこと申し訳ありません。

 

今回の勉強会は、カッパのシゲちゃんより企画会議

統合失調症について、自分であれば幻聴について聞きたいです。とお話がありました。

カッパのシゲちゃんは幻聴と向き合いながら今も生活を送っています。

Dr.WHOが来られる日に是非、勉強会を開いて欲しいとあり今回行いました。

 

正直、私は、この会がどういうカタチになるのか、

自分の生きづらさを語るって・・・

そんなに簡単なことではないよね・・・

聞きづらいことだってあるだろうし・・・。

みんなはどう受け止めてくれるのだろうか・・・。

と不安がありました。

そんな中で、

口火を切って話してくれたのがカッパのシゲちゃんでした。

 

カッパのシゲちゃん:

 私が発病した当時、ものすごくビンビンと耳に口がくっついているみたいに

 幻聴が聴こえ、幻聴というのも分からず、入院しました。

 最近は、自分の思いみたいにジワッと湧いてくるように聴こえてきて、

 病気がだいぶ良くなってきたのではないかと思うようになりました。

 また、最近では、自分の自己顕示欲の裏返しなのではないかと分析しているのです。

 

カッパのシゲちゃんより、載せてもいいですと言って頂いて、そのままの言葉で載せています。

 

他のメンバーからも

 

ごろキャット:

 私は、幻聴らしきモノに慣れてしまって、あまり悩まなくなりましたが、

 他の方はまだ苦労を抱えているんだなと感じました。

 私は、本を読むと音読しているように頭の中で声を出して読んでしまうので、

 読書も疲れてしまい、読書をしなくなりました。

 昔、部屋にたくさん本がありましたが、

 今は本当に大切な思い出のある本数冊だけ残して処分しました。

 Dr.WHOは何か集中できるモノがあると良いと言っていましたが、

 その通りで、私は30歳位から仕事を始めて仕事をするようになってから、

 体調も割と良くなったように感じました。

 

ジムニー:

 今回は幻聴について皆さんから色々な話が聞けた。

 発病してから、数十年、幻聴に悩ませられてきましたが、

 自分だけかと思っていた事が今回の勉強会で気持ち的に落ち着いてたのが本音です。

 今、体調を崩し仕事をたまに休むことがあるけど、自分の命を縮めることは

 絶対考えず、ポジィティブ思考で頑張ります!

 

 

また、他のメンバーからは、

「頭の中で話しているような。苦しんだり、和らいだり感情が左右される」

「人の声が聴こえるよりは、隣の部屋の人が本当に話をしているように聴こえてしまう」

「自分の悪口を言われているように聴こえてくる」

「なにか音が聴こえてくる。FAXの送受信の音のような感じ」

などが出てきました。

 

 

Dr.WHO:

 自分の自己顕示欲の裏返しではないかと自分を分析しているということは大事なこと。

 それだけ、発病してから病気と上手く向き合えているのではないだろうか。

 また、例えば幻聴であれば共存し、それを客観的に観察してみるのも大事でしょう。

 体調を整えるうえで、

 人間の三大欲求である、「睡眠欲」と「食欲」はすごく大事になってくると思いますよ。

 

 

 

スタッフからは、

 

満貫G:幻聴といっても、一人ひとり全く別物であること。

    機械音や歓声など人の声だけでないことなど、

    初めてメンバーより教えてもらったことが多くありました。

    私の想像以上につらいことがたくさんあったのだろうと思います。

    それを乗り越えて、向き合いながら過ごしているメンバーの方々の

    「強さ」だなと感じました。

    そんな方々に寄り添いながら、みなさんと楽しく過ごしていきたいです。

 

麦千人将(仮):私も幻聴と言っても、音だったり人の声だったり、

        人それぞれ違うんだな~って、教えて頂きました。

        病気との向き合い方も人それぞれだし、

        メンバーの方から学ぶことが多かったです。

 

イナゴ親方:発病した時、混乱状態の自分を父が抱きしめてくれたこと。

      幻聴のこともさぞかし不安だったのだと思います。

      もろもろのこともあり、

      今日はこう考えるところまで表現してくれたのだと思います。

      この言葉が響いて、ごろキャットさん、ジムニーさんたちが語ってくれた。

      ジムニーさんは最近眠れなく、幻聴もひどく仕事を休職中との発言の後、

      「オレ、参加して良かった」とどこかヒントを掴んだような表情に嬉しくなった。

 

今回、多くのメンバーが語ってくれました。

自分の弱さ苦労を他の人に話すということは抵抗もあり勇気のいること。

きっと、誰にでも人に言いづらいことってあると思うんですよ、自分も含めて。

それは、もちろん悪いことではなくて・・・

それぞれが生きづらさを抱えながらも自分なりの工夫をして生活をしていること・・・

それが、お互いの糧となること。そんなふうに思わせてくれる会でした。

 

 

                                    (紅)