心理教育は、ご家族を対象にして15年。メンバー対象でも10年近く行っています。
さあ、本日は30年度のクールの締めくくり8回目です。
去年同様、家族と当事者との合同開催。参加人数、31名。病棟師長&主任も加わって大いに語り合いました。
当事者代表のスピカさんの話。発病からこれまでの経験談。結婚して、しっかり地域で生活している現在の心境などが語られました。
すぴか:病名を聞いた時、家族は「この娘を一生面倒見ていくんだ」と言っていました。夫と
二人暮らしの我が家が一番落ち着くと感じています。見守ってくれている父や母に
感謝しています。経過を話せたのは、自分にとってそれは過去のことだから。今、そ
してこれからのことを考えて生きています。
(すてきな笑顔でしめくくられました。皆さんから、拍手拍手でした)
ご家族を代表して語っていただいたのは、Tさん。少しづつステップアップし、仲間や居場所を見つけ、就労している息子さんへの想いを語ってくださいました。
そして、最後はうさぎさんのブログと、それを見たお父さんの想いスタッフの想い。
後半のフリーディスカッションでも、大勢の方に発言していただきました。ご家族の様々な感想とともに、メンバーが、緊張の中でもスタッフの予想をはるかに超えて、自分の病状、幻聴、今の悩みなど多くを語ってくれました。
gorocat:精神科に通っている人は、いろいろとだれにも相談できない悩みを抱えていたりし
て大変だなと思いました。私もそうですが。(だから、つながろうよ~っ)
くれあ:みなさん、苦労を抱えて、それでも人に助けられて生きている。支えられて、支える
ことの大切さを感じました。私は、話すことが苦手ですが、苦労を語ったりできる機
会で、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
福ちゃん:今日は親と一緒に参加しました。みんなの色々な意見がきけて、ん~なるほどな
~と思いべんきょうになりました。また、来年も参加したいです。(うさぎさんのブロ
グを見て、お母さんが昔の苦労を思い出したと涙されました。それを慰めるふくちゃ
んの発言胸に刺さりました~)
まーくん:自分は家族では、母との交流しかないので、みなさんの話はあまり頭に入らなか
った。相談とかは、ウインズまたはデイケアや母親に相談するくらいだ。(それでい
いんです。それが上手です。マー君からスタッフは、ウインズの様子や情報も教えて
もらってますよね。)
鬼S:スピカさんの話を聞いて目頭が熱くなった。ご家族やメンバーが生きづらさや苦労をど
んどん語ってくれる。メンバーの姿が頼もしく、コチラが勇気づけられていることに気づ
かされる。オガルトさんが感想で、いろいろあるけれど、幸せを感じるよう生きていきた
いといった時、また目頭が熱くなってしまった。
桜もち:メンバーは14名参加してくれました。スピカさんのこれまでのことでなくこれからを
見据えて生きていきたいという思いに、すごいなあ、堂々としているなあと再確認し
ました。メンバー同士刺激しあって、表現できるようになっていることがうれしくなり
ましたし、私自身も一参加者として刺激を受け、向き合っていきたいと改めて感じま
した。皆さんお疲れさまでした。
編集Y:みなさんがタフに見えました。ホントにお疲れ様!自分の親の前で、病状を語れた
素晴らしさ。今回参加していなかったうさぎさんにも、「思いがみんなに伝わったよ
~っ」と電話で報告しました。
私たちが標榜してやまない「ベてる」の実践を、メンバーの胸を張って生きていく様を、少しづつ少しづつ身に付けているなあと実感した心理教育でした。
本日はまじめなご報告~。
「日ごろから塾ごとにあるいは様々な場面で、「自分の病気や苦労を語ること」「自分の人生の苦労の取戻し」「3度の飯よりミーティング」が生かされていることを見せてもらいました。
ビバ!そよ風メンバー!すばらしい会でした。