昨日は、KちゃんSちゃん姉妹の最後のレッスンでした。
お父様の転勤で、今日お引越しされるのです。
KちゃんSちゃんが初めてこの教室に来てくれたのは1年半前。
『ピアノを習う』=『魔法のようにすぐ好きな曲を弾けるようになる』
と思っていたSちゃんは、はじめレッスンらしいレッスンをさせてくれませんでした。
Sちゃんと遊びのセッションをする中から基礎を築いていく方法を試行錯誤するレッスンでしたが、今では努力が必要なことを理解して敢然と課題に立ち向かい、どんどんテキストが進むようになりました。
幼稚園の先生になるという明確な目的を持って入会してくれたKちゃんは初めからコツコツ練習を重ねていたのですが、難しい課題に自信を無くし、練習が進まなくなった時期がありました。
その時私に「100回練習したら弾けるようになるよ」と言われたのをけなげに受け止め、お母さまに『100回練習表』を作ってもらってからはまたどんどん練習が進み、2か月で練習表が9枚になった今、「エリーゼのために」前半部を弾けるようになりました。
自分で突破口を切り開いたKちゃんなら、きっと夢をかなえられるでしょう。
お母さまは、「私はピアノのこと全然わからないので。」と謙遜されていましたが、Sちゃんへのレッスンらしくないレッスンの仕方を温かくご理解くださり、KちゃんSちゃんの気持ちを尊重しながら二人を優しく支えてくださったことが今につながったと感謝しています。
待ち時間にひらがな練習をがんばってたSちゃんは4月から一年生。
Kちゃんは学校の友達とのお別れを経験することになりましたが、
新しい環境でも、二人ともがんばれるように願っています。
↓Kちゃんの練習表
↓はじめこんなかわいい絵を描いていたSちゃん
入会したときのお姉ちゃんと同じくらい絵も上手になりました。