いろいろな音楽を聴くのは、音楽を表現するためにとても大切なことです。
普段じっくり聴く機会があまりない管弦楽に親しんでもらおうと、
TちゃんUちゃんのグループで、
一つのお話し付きの音楽を数週にわたって聴いてもらうレッスンをしました。
登場人物にそれぞれテーマ(決まったメロディー)があるので、
背景を想像して模造紙に描いてもらい、
今誰がどんな動きをしているか絵の上で登場人物を動かしながら聴いてもらいました。
二人で描いた背景の絵です↓
〈1週目〉
お話が進むにつれて背景の絵も増えていきます。
〈2週目〉
門と家、原っぱと木、池、塀、森、動物園。
〈3週目〉
「ピーターとおおかみ」の背景が完成です
翌週、もう一度音楽をつなげて聴いてみようということになりました。
せっかくなので完成した絵を使ってもらおうとすると、
Tちゃん「Uちゃんやりたかったらやって。Tここに座ってる」
といつも意欲的なTちゃんらしからぬ発言で離れたところに座ってしまいました
不思議に思いつつ音楽を始めると。
かわいい子鳥、
引っ張るおじいさん、
引っ張られるピーター・・・
Tちゃん次々と自分で登場人物になって、生き生きと動き始めたのです!
そのうちUちゃんも巻き込まれて
おおかみを縄でつかまえたピーターに
私もおじいさんに
絵ではなく自分の体で表現できるなら、そのほうが音楽を体感できますね!
うれしい誤算でした。