ピアノを習い始めたばかりの小さなSちゃん。
「ピアノを習う」ということにとてもキラキラなイメージを持って入会してくれました
どうやら、
ピアノを習う⇒即幼稚園の先生みたいに弾けるようになる
というイメージだったようですよ
私が両手でパラパラっとSちゃんの好きな歌を弾いてあげると、
Sちゃん同じように、鍵盤の上でパラパラっと指を動かしてみました。
(Sちゃん)あれ?なんか違う・・・
でも、Sちゃんめげずに、私がこれやろう!って言ったことが楽しそうなことなら、やってみてくれます
だけど夢中になれなければすぐ、ほかに面白そうなものがないか椅子から降りて探し始めます
こういう生徒さんは、
夢中になれさえすれば、
ものすごい才能を発揮するものです。
そして私は音楽の楽しさを知っています。
せっかく来てくれたSちゃんを夢中にさせられるかどうか。
私の力量がためされている!
と思うと私もワクワクドキドキです。
先日のブログに書いたテキスト「ちいさな音楽会」は私との連弾で弾くと上手に弾けた気分になれるようで、「キャンディーワルツ」を宿題に出しました。
次のレッスンでさあいくよ、と二人で弾き始めると、なぜか一生懸命補助ペダルに軽い体重をかけながら弾いています…。
あれあれ?手がおろそかになってるよ。
ははーん。この前発見したペダルを踏んだ音が気に入ったんだな。
「もう~、何やってんのよ、かわいいな
Sちゃんこの曲より、これ踏むともっときれいな曲あるから一緒に弾いてみようよ
」
難しいことは抜きで、即違う曲をペダル付きで一緒に弾いてみました。
一回弾くと、「つぎは?」とSちゃん。
はい違う曲。→「つぎは?」
どんどん弾いてくれました
Sちゃんの好奇心を活かすレッスンができるよう、たくさんの引き出しを用意して待ってるよ