娘の右手の小指。。。
この画像ではわかりにくいのですが
真っ直ぐに伸びないのです。
そのことに気が付いたのは
小学5年生ぐらいの時。
当時私たち一家は上海に住んでいました。
蒼くなった私は
娘に一度日本に帰って
ちゃんとお医者さんに見てもらおうと
持ちかけたのです。
10歳になるまで気が付かなかったのは
完全な親の失態。
まもなく骨の成長が止まるであろう
その前に何か手が打てるのでは?!
と思ったのです。
でも・・・
娘:「え? いいよ 行かな~い」
私:「どうして?」
娘:「 この小指で わたしってわかるからいいよ。
この小指だから わたし・・・なんだし」
私: 絶句
娘はずいぶん早くから
真っ直ぐ伸びないことに気が付いて
いたそうです。
この時点で
娘の物の考え方は
私と大きく違っていることが
わかりました。
私が考えたのは
・真っ直ぐでない指は人から嫌がられる
娘がかわいそう
・親として責任を全うしていない
自分を擁護する
この2点でした
もう・・・娘の言葉を聞いて
恥ずかしくなってしまいました。
世間体ばかり気にしている自分と
10歳にして「自分」という個人と
向かい合っている娘
これはひとえに インターに通った
おかげなのだろうと思います。
娘は小学校の6年間を
まるっと 上海のインターナショナルスクールで
過ごしました。
おかげでちょっと変わった日本人に
なってしまったとは思いますが
私よりずっとずっとしっかりしています。
(カウンセラーすらも「マリンカさんより
娘さんのほうがしっかりしていますから、
心配要りません」と)
親が極力 口出ししない方が
子どもは成長するようです。